一筆抹殺とはよく言ったもんだな
「おい、その短剣を舐めるのは、必要なのか?」
「あぁ? 何言ってんだ、このクソ魔女がぁっ!?」
「おいおい、待てよ。この魔女、まだガキじゃねぇか」
「しかも…乳でけぇな…。なんか…もうたまらねぇなぁっ!?」
不味いですよ。魔女に対して畏怖の念すら持っていません。完全に舐められています。それもこれも【ワーウルフの鏡】の【呪詛印】の印象操作で、『魔女ローブ = エロ』となっているためです。
「ちょっと、エロい魔女さんで遊んでみますか?」
いつの間にか背後に回られ…羽交い締めされ身動きが出来なくなりました。
「流石に弾力があるな…」
まだ…異性に触られたことのない…おっぱいをワシワシと揉まれています。ヤバイ…助けて…。
「貴様ら…。命が惜しくないようだな…」
「ぎゃははっ!? この状況で言うようなセリフじゃねぇだろ??」
■修正
・魔道具の名称:ワーウルフの鏡
・魔道具の形状:鏡
・魔道具の能力:ワーウルフを召喚する
・刻まれた部位:頭頂部の右耳の前方
・呪詛印の絵柄:飛び出た悪魔
・発動時の能力:なし
・無意識の効果:全身の体毛が失われる
側頭部の耳が消滅し、頭頂部から狼の耳が生える
お尻から狼の尻尾が生える
話し相手の感情を耳と尻尾で表現する
印象操作(効果3m以内)
ワーウルフの膂力を得る [New!!]
何でしょう? 全身に力が漲ってきます。ホイっと腰を捻っただけで、羽交い締めしていた男が吹き飛びます。さらに目の前で唖然とした顔で棒立ちしている男性の足にペチッと蹴りを入れました。
ポキっと言う音と共に「ギャーーーーッ!!」と叫び声を上げました。今度は、その横にいる男性の顔面にビンタをすると、鼻が折れ曲がり、血飛沫を上げ地面に倒れます。
あれ? 私…強いじゃないですか…。左手で頭頂部の右耳の前方にある【呪詛印】を触り能力を調べます。『ワーウルフの膂力を得る』ですか…確か、ワーウルフって、中級の魔物でしたよね。人間は、初級ですら…魔法や魔法の武器などが無いと対抗できないのに、中級ですよ? 私の勝ちじゃないですか…。
ドスッと、背中に強烈な痛みが走りました…。あっ…刺された…。
「巫山戯んじゃねぇぞ…。ガキは大人しく犯されてりゃ良いんだよ…。そしたら、死なずに済んだんだぞ…自業自得だ。はぁはぁ…」
背中に刺さった短剣を抜き取り、血で染まった短剣を地面に投げ捨てます。
「馬鹿が…。抜いたら…出血で死ぬんだよ…」
調子が良いと言われるかも知れませんが、この程度で死なせてくれる呪いたちじゃないと信じています。ほら、元気に発動してくださいよ。【棺桶いらず】の【呪詛印】さん…。
背中の刺し傷なので、血が止まったか、穴が塞がったか、治癒されたか、元に戻ったか…。全くわかりませんが、私を刺した男性にダッシュで近付き、グーで顔面を殴りました。ゴキっと頭部が270度ぐらい回転して…。あっ…もしかして、人を殺してしまったかも…。
「貴様ら、生きて帰れると思うなよ?」




