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ふたたび一つの部屋で
昏睡状態からの覚醒時に続いて、ふたたび一つの部屋に押し込められた二人。
スーコもマケルも、想像していた展開とは違い狼狽するが…
「まあ…そう言う事だよ…マジでエロい事とかすんなよな、マケルは童貞まるだしだかんな!」
とスーコは恥ずかしそうに言ったが、マケルも
「ああー!そうですよ、俺は童貞ですよ!それに逆にスーコが襲いかかってこないか心配だわー!」
と言い返したが、何となく2人は気まずくなってしまった、ナミは小学生とは言え女の子でおませだ…そしておせっかいだと思いながらマケルは下を向いたまま部屋に入った。
スーコもその後に続き、部屋の中に放置されたカラーボックスに手を伸ばし蓋を開けた。
「マケル、明日からこれ着て。押韻の制服じゃ目立っちゃうから」
と言い黒いパーカーとジーンズ、あと黒いキャップを手渡した。押韻学園の制服脱ぐと何故か学園とのつながりも無くなった様に感じたが、マケルは少し晴れやかな気持ちで無地のパーカーとキャップを身につけた。スーコは古びた扉を軽く閉め、一連の動きのなかで棚の上に置いてあるラジカセのスイッチをいれた。




