150万
孤児院でのふれあいをよそに、容赦なくモニターされているマケルとスーコ。
そこへ飛び込んできたヒデ&美代子ペアのバトル情報!
スーコはどこを見るわけでは無く頷き生返事をした。
マケルはもう少し寮母と話がしたかったが、寮母から食事にしようとの誘いがありマケルはそれに甘える事にした、何せ拉致されてから約3日間何も食べていない。
スーコも「じゃあカレーだな」と言い、先ほどの大食堂に走って行った。
するとマケルの携帯電話のバイブが激しくポケットの中で震えた、マケルの携帯はほとんど鳴らない為、登録されていない無い番号だったが驚いて出てしまった、電話の主は韻韻である。
「カレーも良いけど御節もね…やあるかっ!このボケ!なにあるか?ゴモラとのバトル、あんなのでちょっと長生きされても困るだからな!」
どこで見ているのか、一部始終を知っているかの様な口振りにマケルは背筋が凍りついた
「何びびってるか、当たり前に爆弾には盗聴システムも、お前らの血圧やらなんやら私も分からんデータが得られる仕組みがぶっこまれてるあるよ!まあゴモラのは勝ちになったけどな、次からは無いからって言ってるだからな」
マケルはそれを聞き
「誰が言ってるんだよ、押韻学園の理事長か何かかよ」
と言ったが、韻韻はクスクスと笑いながらその問いには答えず、なにかを言いかけたが、その瞬間先ほど走って行った筈のスーコが横に立ち、マケルの携帯を取り上げ
「韻韻のおばちゃんよぉ、全部把握してんのは分かってたけど何の用だよ、またアタシに罵声浴びせてる動画をアップされて今度こそラップどころか国内にいられなくしてやるぜ」
と言い電話をスピーカーに切り替えた、すると電話口だけでも分かる位、韻韻が怒りでうち震えているのが伝わって来る程ピリついた物腰で言った
「ま、まあイイ、おま、お前が私の事覚えてるだけでもこんな頭のおかしいバトルに参加させたかいがある…とにかく、明日の晩には韻牙島に帰って来いだからな、ヒデと美代子ペアが西地区のギャングに因縁付けられて、150万のバトルをするだから」
マケルはこの期に及んでだが、再度自分が押韻学園内のぬるま湯の中で明日の勝利を夢見ていたかを実感した。




