重要なお知らせがある!
セントエイティエンヌ孤児院の寮母は足が悪く入院する事となった。
スーコは子供達の中でも年上の淳とティアラに父母代わりを願い出る、しかし年端も行かない少年少女は当たり前かの様に快諾するのであった。
「さっきスーコが言った通り、勝った事が無いんだよ、カッコ悪い話だけど」
淳はそれを聞き
「あ!言ってた言ってた、あれマジなんだ、ダメじゃん」
と言いながら淳は「この間盆踊りでやった子どもフリースタイルバトルで優勝したんだぜ!」と自慢した。一方ティアラは「失礼だよ、やめなよ」と淳を制した、まるでもう夫婦の様だ。
すると後ろからスーコが
「淳、お前にはラップは無理だ、まずちゃんと漢字を読んで計算が出来る様に勉強しろ、あと姉弟の面倒を見るんだろ?ティアラも言ってやってくれ、こいついつもこんな事言ってるんだよ」
とティアラに救いを求める様に言った、ティアラも「はい!私もこの間ラップのはなしを聞いて、やめてって話したの」と答えハッと口を押さえた。
スーコは高らかに笑いながら、ティアラの肩をポンと叩き種類はバラバラだがきれいに机に向かい並べられた椅子の中で背もたれのついた椅子に座った。
「マケルは関係ねーが、まあついでだ、聞いて欲しい。重要なお知らせがある!
淳、ティアラ、お前らに凄く重要なお願いがあるんだ、ママの足は手術をしないと治らない、金はアタシがさっき90万渡したから入院や手術はそれで何とかするし、貯金はまだまだある…」
と言い、ホットパンツで露になった自分の太ももをペチンと叩いた後
「お前ら二人にはちょっとの間子供達の両親役をやって欲しいんだ、勿論ナミや他の高学年の奴等にも小さい子の面倒を見てもらう。
都合が良いことにもうじき夏休みだ…ママにはお前らが夏休みに入ったら入院してもらう話をした、とは言えこうなる事は何と無く分かってたよな?」
と言った、マケルは「え!!」と声を出したが、淳とティアラは真顔で頷き、淳に至っては「分かってたよ」と言った。




