淳の憧れ
押韻学園生のマケルに憧れの眼差しを向ける淳。
反面、ティアラと淳を見て過去のスーコとヒデを連想するマケル。
悲しきバトルMCの卵がここにもいた。
ティアラはマケルに
「下條ティアラです、マケルさんはスーコさんの…あ、スーコ姉さんの、あの…えっと、彼氏ですか?」
と聞いた。ナミはにんまりと笑いながら
「えー!マケルにいちゃんスー姉の彼氏なの~?それは無いよ~」
とちゃかした、マケルはたじたじになりながら、大食堂と書かれた6畳程のダイニングに招かれ、丸椅子に座らされた。
すると小さい子ども達が我先に食堂の扉から覗こうと、小競り合いが始まり、それを見たナミが「カーッ!お前ら全員晩御飯の唐揚げ食べちゃうからな!」と言いながら追いかけて行き、マケルはティアラと二人になってしまった。
マケルはこう言う場所に慣れていない、何を話して良いものか分からず
「あ、あの下條さんって、い、い、いくつ?」
と合コンの様な切り出し方をしてしまった。ティアラは大人っぽく落ち着いていたが
「わ、私は14際です、淳君と同い年…」
と言った所で淳が食堂に入って来てドサッとマケルの前に座った。
「マケルだったよな!ティアラのこと口説くんじゃねーよ!…って言うか、マケルはスー姉よりバトル強いのか?」
と聞いて来た、ティアラは「口説いてなんてないよー」と困りながら言い、笑いながら淳を軽く叩いた。淳もイタイイタイと大袈裟に言いじゃれ合いながら、再びマケルの方に向いて
「なあ、マケルはどうなの?やっぱ押韻だしさ、ラップは上手いんだろ?いいなー、俺ももう少しラップが出来る様になったらバトルに出まくって稼ぎ倒すんだ!」
と目をキラキラさせながら言った、マケルは「ヒデとスーコもこんな感じだったねのかな」等と考えながら淳の問いに答えた




