スーコの両親とは…
謎多きスーコの正体、スーコの両親とは!
そこには背負いきれない大きな運命と、黒く渦巻く陰謀があった。
「団野下さん、すみません。あの時の私は、あなたに家族がある事を知って、あなたと男女の関係になってしまいました。
でもあなたの事を愛していました、この手紙があなたの元に届く頃には私はこの世にいないと思います、病気で余命1ヶ月と診断され今病院のベッドからこの手紙を書いているからです。
そしてもう一点ご報告して謝らねばならない事があります。
あなたと私の間に1人娘を授かっています、名前はすももとつけました、私の名字を名乗っていますので韻乃島すももと言います、すごくかわいい子でまだ3歳なのにおしゃべりなんですよ。
死期を悟っての勝手なお願いかも知れませんが、是非一度会ってあげて欲しいんです」
と言う物だった…韻乃島すももことスーコは団野下とその愛人の隠し子だったのだ。
団野下はこの報告を受け、隠し子がある事を隠匿する為、配下の組員や手の届く警察組織を動かしたが、スーコの居場所を探し出す事に十年以上もの歳月を使って、セントエイティエンヌ孤児院に預けられた事が判明した。
団野下が早速セントエイティエンヌ孤児院の事を調べ上げ、経営悪化で家計が火の車と化していた事を突き止めた。そして、セントエイティエンヌ孤児院を買収する様に配下の人間に指示を出した所、ムゴン財閥からの出資により買収に失敗してしまう。
ムゴンは団野下の孤児院買収前にセントエイティエンヌ孤児院に自分の家族財閥が出資してしまった事を知らず、MCバトルでスーコに負けた事で地下200階の独居房に収監されたと思っているが、実の所この買収劇失敗も大きな原因のひとつだった。
また、団野下には実子がおらず、両親を薬物中毒で無くした事でトラウマを背負って記憶の一部を失ってしまい、施設に保護された少年を養子として受け入れユウスケと名付け、実子の様に可愛がって育てる反面、ラップ強化人間としてブローカ中枢(脳の言語野)活性化の被研体として施術、また数十冊の逆引き辞典を覚えさせる等の教育も施され、2年足らずで「ラップをする為の人間」として生まれ変わった…そう、今回参加しているユウスケは団野下の養子である。
勿論ユウスケには爆弾は仕掛けられていない、また今回下山が
「極限状態で作り出される究極のMCを私がプロデュースすれば、日本のHIPHOP…否、世界の音楽のレベルが何段階も上がる」
と言う目論みもユウスケは知っており、最終的に強化人間であるユウスケを倒し、生き残った者が団野下と下山から見る勝者なのである。




