9-101 さて。会議室の //
「さて。会議室の鍵を取りに行きますか」
「ああ、持ってきましたよ」
「それは助かる」
レイヴンさんが、魔導で不老不死的な存在になったことと、骨の人が教頭先生なのは、何か、関係があったりなのかな。
うーん。ま、余計な詮索はやめよう。フルネームで名乗るのも、やめておいたほうがいいかもだな。
ご挨拶のタイミングは、今!
「ブロッサムと申します。お邪魔いたします」
先生用の場所に部外者の私が入る以上、こういったご挨拶は必須。
「ゆっくりしていってください」
骨の人が、かたかたにこやかに笑ってくださっている。間違いなく、いい人だと思う。
だから、どこから声が出てるのかとかは、考えない。
「会議室は一階にあるから、こちらへどうぞ」
レイヴンさんが先頭で、その次が、教頭先生さん。そして、私、テイラーさん、グースベリーさん。多分、裏口からお邪魔します。
「廊下が狭いのでね」
レイヴンさんが振り返りつつ、そう言った。レイヴンさんは、必ず、お話しされる時、相手の方をきっちりと見るタイプの人っぽい。運転中も、私に話しかけてくださった時に、前を見て、とか、グースベリーさんに言われてたけど。
「改築の件はどうしますか」
「まあ、ここは最後でいいんじゃないかなと思います」
「そうですね」
教頭先生さんとレイヴンさんの会話。この学校も、設立してそれなりの時間が経っているんだろうな。
「着きました。この突き当たりの、そちらの部屋です」
右側のドアっぽい。
「私が開けましょう」
教頭先生さんが、会議室のドアを鍵を使ってオープン。
さて。
何からお話ししたらいいのかな。




