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銀のペンダント  作者: 上村文処
エビソード9
997/1019

9-101 さて。会議室の  //

「さて。会議室の鍵を取りに行きますか」

「ああ、持ってきましたよ」

「それは助かる」


 レイヴンさんが、魔導で不老不死的な存在になったことと、骨の人が教頭先生なのは、何か、関係があったりなのかな。

 うーん。ま、余計な詮索はやめよう。フルネームで名乗るのも、やめておいたほうがいいかもだな。

 ご挨拶のタイミングは、今!


「ブロッサムと申します。お邪魔いたします」


 先生用の場所に部外者の私が入る以上、こういったご挨拶は必須。


「ゆっくりしていってください」


 骨の人が、かたかたにこやかに笑ってくださっている。間違いなく、いい人だと思う。

 だから、どこから声が出てるのかとかは、考えない。


「会議室は一階にあるから、こちらへどうぞ」


 レイヴンさんが先頭で、その次が、教頭先生さん。そして、私、テイラーさん、グースベリーさん。多分、裏口からお邪魔します。


「廊下が狭いのでね」


 レイヴンさんが振り返りつつ、そう言った。レイヴンさんは、必ず、お話しされる時、相手の方をきっちりと見るタイプの人っぽい。運転中も、私に話しかけてくださった時に、前を見て、とか、グースベリーさんに言われてたけど。


「改築の件はどうしますか」

「まあ、ここは最後でいいんじゃないかなと思います」

「そうですね」


 教頭先生さんとレイヴンさんの会話。この学校も、設立してそれなりの時間が経っているんだろうな。


「着きました。この突き当たりの、そちらの部屋です」


 右側のドアっぽい。


「私が開けましょう」


 教頭先生さんが、会議室のドアを鍵を使ってオープン。

 さて。

 何からお話ししたらいいのかな。


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