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銀のペンダント  作者: 上村文処
エピソード2 授業~師匠~笑う
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2-21 銅貨

 銅貨の残りが、一、二、三、四、五、六枚。お返しポイントが、七点。

 手鏡が銅貨五枚で、お財布が、銅貨十二枚と、お返しポイント三点。バッグが銅貨二十七枚と、お返しポイント四点。

 使った銅貨は四十四枚。


「持っていったのは銅貨五十枚だから、うん、計算は合ってるな」


 手持ちのお金は、銀貨二枚に、銅貨三百五十六枚。


「あとは、お返しポイントカードが一枚で、スタンプは七点」


 三点分のスタンプをもらうと、銅貨一枚になる、と。


「家計簿つけないとだなー」


 ダンボールっぽい箱を並べて転生者の衣(リレイターズ・ガーブ)をかけただけの簡易テーブルの上には、手持ちのお金の全てが置いてある。

 そして、ベッドの上には今日、買ったものたち。


「お財布に銀貨を一枚入れておいて、あと、お返しポイントカードも入れて、と」


 あ、食券もお財布の中に入れておくか。十枚ぐらいでいいかな。


「ふい。さて」


 バッグを斜め掛けにしてみた。で、お風呂場に向かい、壁にかけてある鏡で自分の姿を見てみた。

 思いっきり、胸が悪目立ちしている。


「帰り道に会った男の人たちが私の胸元をちら見してたけど、まぁ、これは見るよね。しょうがない」


 あと、女は胸を見られているのに気づく生き物だ、ということも良く分かった。女の人は私の唇らへんを見る人がいたから、口紅の色を気にしていたんだろうな。


「女は、見られる生き物よ」


 口に出して言ってみた。深い意味はないけど。


「今日はお風呂から上がったらすぐに寝たいから、先に〈ステータス画面〉のお勉強をしますかね」


 メモを書いてるウィジェットパネルに、毎日の食事とかを日記風に書くのもいいな。

 今日は、朝は和定食、昼はラーメンセットで、夜はお好み焼き定食だった。

 お好み焼きでご飯を食べる、関西人にだけ許された至高の食事を、まさか、異世界でも堪能できるとは。

 お好み焼き、ふわふわでおいしかった。


「こんな感じか」


 時計につけているメモプラグイン呼び出しボタンからメモ用のパネルを呼び出して、頭の中に浮かべた文章を書いていく。


「うし、書けた。今は、もう九時か。お風呂に十時に入るとして、これから一時間、お勉強タイムにしようかな」


 はへー。

 ……なんか、ひとり言を言う癖がひどくなってきた気がする。


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