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銀のペンダント  作者: 上村文処
エピソード2 授業~師匠~笑う
86/1018

2-18 なんか、思って

「なんか、思っていたよりも、必要なものがたくさんありますです」


 バッグとお財布は必須。テール化用のリボン的なものとか、身分証ケースとかは、あったら便利。

 むーん。


「少しずつ、必要なものから揃えていけばいいと思いますよ」

「ですねー」


 階段の途中の壁に掛けられている絵を眺めながら、私は頷いた。こういう、部屋を飾るものも、見てるとなんとなく欲しくなってくる。


「街の絵ですかね?」

「グレイルだと思います。王立図書院の塔が描かれていますから」

「あー、グレイル」


 グランスローン王国の、王都でしたっけ?


「そうです」

「王立図書院は、魔導の研究をしているところですよね」

「はい」


 んむ。トーチライトさんから教わったことは、ちゃんと頭の中に入ってるな。

 よしよし。


「バッグ、向こうの棚にありますよ」


 あ、ほんとだ。


「ちんまりしたのでいいんですけど、あるかなー」


 肩から斜め掛けにするようなやつなら、両手が使えるし。バッグの中に入れるものとしては、お財布、身分証、あと、小物を入れるポーチ的なもの。


「ぬーん」


 二階は棚の迷路みたいになっていて、目的の場所に辿り着くまでに色々なものが目に入る仕掛けになっている。

 バッグの棚は見えているけれど、なかなか辿り着けない。

 男子の頃の私だったら、多分、苛々したのかも知れないけれど、今の私にとっては、不思議とこの状況が楽しい。

 色とりどりのハンカチが並べられている棚の前を通りながら、花が咲いてるみたいだなー、と思った自分が恥ずかしかったりもしつつ。口に出さなくて良かった。


「これは、髪留めか」


 こういうの、ヘアピンっていうんだったけ。女子の小物の正式名称は良く分からん。小さな飾りのついたものがたくさんある。

 常時、ツインテールを維持するのも面倒だし、髪を手軽にひとまとめにするものがあった方が、楽かも知れないな。

 ……お金、足りるだろうか。


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