1-64 数
「数、多過ぎ」
えーと、どこから見れば……とりあえず、うーむ、技能階梯100か。
┃│# 技能階梯 100
┃│●技能結晶化
┃│本技能を技能結晶に変換し、本技能保有
┃│者の技能一覧より永続的に消去する。
┃│変換した技能結晶を使用することで、本
┃│技能を自由に習得することができる。
┃│技能結晶を用いた本技能の習得に、特別
┃│な条件は必要ない。
┃│技能結晶を用いて本技能を習得した場合、
┃│その技能階梯は "1" となる。
┃│
どういうこと?
「〈異世界消却〉を、人に渡せる、という理解の仕方でいいのかこれ」
いやいやいやいやいや。駄目だろ。こんな危険なもの、人に渡してどうする。
というか、そもそも。
「〈異世界消却〉の技能階梯を100にするのに必要な技能点って、どれぐらいなんだろうか」
技能階梯を1上げるには、今の技能階梯と同じだけの技能点が必要。
ということは。
「1から99まで、足せばいいのか」
ぬーん。面倒くさい。
あ。
「1と100を足した値の五十倍から、100を引けばいいかな」
1から100までで考えると、1と100を足した数字が五十個あるのと同じ。はず。
1から99までを足した値が欲しい数字だから、100まで足した値から、100を引けばいい。
んむ。大丈夫。
「5050から100を引いて、えー、4950か」
技能点を上げるには、レベルを上げないといけなくて、レベルを上げるには、色々な技能の習得値を上げないといけない。
で、レベルが1上がった時にもらえる技能点は、人間の場合、1点だった気がする。そんな話を支部長室で聞いた。
「はい、無理」
うん。これは、気にしなくてもいいやつ。
「他には、何が……」
あー、数が多すぎて頭に入ってこな……い。
「言語消却。種族消却。大気消却。魔力消却。人物消却」
なんだこれ。
「……魔物消却」




