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銀のペンダント  作者: 上村文処
エピソード1 転生~ステータス画面~戦い
52/1018

1-52 美

「美容院のこと?」


 あー、やっぱりあるんですね、美容院。


「でも、女の人向けですよね?」


 美容院って。


「あなた、女の子でしょう」


 おぅ、そうでした。


「その髪の長さだと、早い方がいいわよね」


 そっすね。さすがにこの長さはちょっと。


「この世界のことを学んでもらう一環として、身だしなみについてのお話をする機会があるんだけど、その時に希望者は、美容師さんに髪を切って頂いたりもできます」


 ほーむ。


「前髪、私、やらかしてるんですけど、大丈夫ですかね? かなり短めに切り揃えてしまったんですが」


 笑われるのは別に、何ともないんですけど、美容師さんが私の悪ふざけでお困りになられるのは、なんとなく申し訳ないというか。


「自覚、あるのね。悪ふざけ」

「あー、えー、あー、うへへ」


 トーチライトさんが溜息をついたあと、笑った。


「大丈夫よ。転生者(リレイター)は少し、個性的な人が多いというのが、先住者(オーディナリー)全般の認識だから」


 ぬーん。


「それは、かつてのコールズさんも、ですか」

「ノーコメント。コールズくんの名誉のためにもね」


 それ、アレだったって言ってるようなもんですよ?


「とにかくノーコメント。どうするの? 美容師さん、お願いする?」


 そうですねぇ……。

 手持ちのお金は、とりあえず、今月支給分の銀貨六枚か。髪を切ってもらうの、おいくらなのだろか。


「先に言っておくけど、お金の心配はしなくてもいいですからね」

「……口に出てました?」

「出てました」


 うーむ。まぁ、では、せっかくですし。


「お願い致しますです」

「分かりました」


 馬車道から脇道に入り、話しながら歩くうちに、私たちは転生者組合(リレイターズ・ギルド)第三支部に辿り着いていた。

 なんか、疲れた。


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