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銀のペンダント  作者: 上村文処
エピソード1 転生~ステータス画面~戦い
44/1018

1-44 今は目

 今は目の前のお寿司その他もろもろに集中しよう。

 何食べようかな。


「むーん」


 小さいお椀は、うん、茶碗蒸しであってた。かまぼこ、海老のように見えるもの、こっちは椎茸か。


「おー、おいしい」

「ここの茶碗蒸しは、有名なのよ」


 へーー。あ、銀杏っぽいものも入ってる。


「フェザーフォールは、色んな食材があるところなんですねー」

「交易の中心になっている街だから、海のものとか山のものとか、たくさんのものが集まるの」


 あー、なるほど。


「来る途中にあったものすごく大きな広場は、交易のための場所ということですか」


 トーチライトさんが頷きながら、鐘楼広場ね、と言った。

 あ、そんな名前が。

 広場の真ん中に、鐘のある塔みたいなやつがあったけど、そうか、あれ、鐘楼っていうんだったか。


「鐘楼広場はフェザーフォールの中心にあって、そこから南北と北西、南西、北東、南東の六つの方向に馬車道が続いているわ」


 六方向。


「普段は、馬車がたくさん通る感じですか」

「ええ」


 さっき通った時は、馬車の姿はほとんど見なかったけど。

 何か理由が……やめとこう。ご飯を今は食べる時間だ。


「デザート、どうします?」


 少し、物憂げな表情になりかけていたトーチライトさんが、え、という顔をしたあと、そろそろいいかしらね、と言った。


「ごめんなさい、そこの呼び鈴を鳴らしてもらえる?」


 女中さんが提灯を置いていったテーブルの隅に、風鈴のようなものがぶらさがった、小さなアーチ状の置物があった。

 これかな。


「ほいでは」


 ちろりろりん、と。


「きれいな音ですねー」


 指でそっと揺らすと、どこか懐かしくも聴こえる、澄んだ鈴の音が繰り返し鳴った。


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