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銀のペンダント  作者: 上村文処
エピソード1 転生~ステータス画面~戦い
41/1018

1-41 お

 お寿司屋の、それも個室って。


「あのー、お高いんじゃないですか」

「大丈夫よ」


 さっき、おまかせコースというのを頼んでましたよね?


「気にしなくていいから」


 うーむ、まぁ、はい。とりあえず、おしぼりで手を拭きますけど。

 おぅ、ちゃんと、あったかい。


「失礼致します」

「どうぞ」


 着物姿の、女中さん、でいいんだろうか。多分、コボルドさんだと思うんだけど。直立歩行のヨークシャテリアな感じ。なんか、かわいい。青い着物が似合ってる。


「灯りをお持ちしました」


 楚々とした所作で部屋の隅にある小さなテーブルに、女中さんが提灯っぽいものを置いた。


「お点けしますね」


 あれが、魔道具というやつですか。

 おー、オレンジ色の光がゆったりと、部屋の中を満たしていく。


「ありがとう」


 お向かいに座っているトーチライトさんが女中さんにお礼を言ったので、私もぺこりと頭を下げた。


「いえ。何か、ご入用のものはございますか?」

「今はいいわ」

「はい。それでは、お食事をお運びしますので、少々、お待ちくださいませ」


 そう言って、女中さんはそっと、障子風の戸を閉めて去っていった。


「今の方は、コボルドさん、でいいんですよね?」

「ええ」


 着物姿のコボルドさん。

 建物は和風建築だったし、目の前にはお茶の入ったお湯呑みが。

 あ、茶柱立ってる。


「お酒がいいなら、頼むけど?」


 お湯呑みをじっと見ていた私に気を遣ってくれたのか、トーチライトさんからとんでもない提案が。


「いえいえいえ。私、十九歳ですし。未成年ですから」


 トーチライトさんが不思議そうな顔をしてから、ああ、と納得した様子に変わった。


「あなたの前世の世界では、お酒は二十歳になってから、なんだったっけ」

「そうです」


 この世界では違うんですか。


「成人年齢は、十六歳ね」


 にょおぅ。


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