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銀のペンダント  作者: 上村文処
エビソード9
1016/1018

9-120 宿舎城

 宿舎城で、お夕飯を頂いた。ソラウミ学院の生徒さんたちの夕食の時間からは少し、時間をずらしたので、ご一緒することはなかったけれども、レイヴンさん、教頭先生さん、保険の先生さん、グースベリーさん、テイラーさん、そして私の、計七人での食事会は、とても楽しい時間だった。


・ご飯

・お味噌汁、油揚げと豆腐と長ねぎたっぷり

・白身魚の切り身を素揚げにして、甘辛いあんかけをかけたもの

・葉物野菜のサラダ

・デザートに、こしあんのお饅頭


 白身魚のあんかけのやつ。

 おいしかったなー。


「私、ちょっと出かけてくるわね」

「あ、はい」


 ぬん?


「戻るとしても遅い時間になりそうだから、二人とも、先に休んでて」

「分かったー」


 グースベリーさんは、お出かけか。


「分かりました。いってらっしゃいませ」

「ありがとう。じゃあね」

「お気をつけて」

「いってらっしゃーい」


 例の耳飾りを付けてはいなかったから、なんだろう。私用、というやつかな。

 ま、詮索するのは良くないな。

 お見送りのためのお辞儀から、ドアが閉まるのを待って、お辞儀解除。

 あ、そうだ。


「お風呂はお先にどうぞ」

「いいよ、別にヨリコちゃんが先でも」

「いえ。下っ端は、一番最後に、泥水で身体を洗うもの」

「それはさすがにどうかと思うよ、ヨリコちゃん」


 なんか最近、三下ロールプレイが楽しくなってきた感じが、なくもない。


「そうそう、ドレスの件だけど」


 あ。


「はい」

「仮縫い」


 仮縫い。


「そう。一度、ヨリコちゃんのタイミングでいいから、うちに来てもらってもいいかな」

「あ、はい」

「ヨリコちゃん、胸が大きいから、一度、ちゃんと合わせたほうがいいかなと思って」


 胸。

 うん。


「分かりましたです」


 こちらにいる限り、宝飾細工の勉強もできないし。テイラーさんのお仕事から、学べることは学び取る、ぐらいの気持ちで、お伺いしよう。


「ヨリコちゃん」


 はい?


「何でしょう?」


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