表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
銀のペンダント  作者: 上村文処
エビソード9
1015/1018

9-119 まとめると  //

 まとめると。

 まとめ。

 まと。

 ……う゛ーーん。


「う゛ーーーーーーーーん」

「どうしました?」


 いかん。変な声出てた。


「頭が。パンクしまして」


 脳が。なんか熱い。


「話が前後しましたからね」


 僕なりにまとめると、とレイヴンさんが言った。


「ブロッサムさんの魔力の変質については、置いておきましょう。ですから、先住者(オーディナリー)固有技能(ギフト・スキル)についても、一緒に横に置きましょう」

「はい」


・私の魔力の変質

先住者(オーディナリー)固有技能(ギフト・スキル)


 この二つは、いったん、横に。


「魔導王が僕に託したあいつの名字については、情報図書館へのアクセス能力を持つ転生者(リレイター)と僕を会わせるための道具、と考えるといいと思います」


・魔導王さんの名字関連は、情報図書館へのアクセス能力がある者、つまり私と、レイヴンさんを会わせるための仕掛け


「はい」

「僕とブロッサムさんを引き合わせた理由と、竜神の名前と、僕があいつに言われて関わっていた、日本語研究の件は、合わせて考えましょう」


・私とレイヴンさんを魔導王さんが会わせた理由

・竜神さんたちの名前

・魔導王さんとレイヴンさんの、日本語研究


 この三つはまとめて考える。うん。なんなとく、頭の中がすっきりしてきた。


「そして、これが一番大切だと思いますが」


 大切。


「そうです。あなたの意志です。魔力が損壊しているあの二人を、あなたは助けたいんですよね」

「はい。それで、その、魔導王さんの書き込みを探せないか、と、あの、はい」


 九分九厘、とレイヴンさんが言った。 


「何か書いてると思います。あいつはそういうやつです」


 レイヴンさん、苦笑い。


「ただ、僕を始めとした共同研究者と、魔力の損壊という現象については、何の共有もしていません。実際にその現象が起きたのは五年前ですし、その時には、魔導王はもう、この世にはいませんでしたから」


 そうか。確かに。


「情報図書館内をあいつが探索し、魔力の損壊に関する情報に辿り着き、個人的な検証を重ねた可能性はあると思うので、情報図書館へのあいつの書き込み、というアイディアを、捨てる必要はないと思います」


 はい。


「あとは、繰り返しになりますが、気負わずに。僕でもいいですし、癒し手(ヒーラー)でもいいですし、竜神たちや、レインツリーさんたちでも、誰でもいいですから、頼ることも大切です」


 頼る。


「はい」

「いい返事です」


 レイヴンさんが、頷いた。


「ところで、お昼ご飯は何時頃に食べました?」


 はい?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ