表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
銀のペンダント  作者: 上村文処
エビソード9
1013/1018

9-117 少し、外を歩きましょうか

 少し、外を歩きましょうか、というお話になった。

 高速で、ほんのり甘めの紅茶風のものをぐびごく。


「慌てなくてもいいですよ」


 と言われたけど。これでも、師匠の弟子。人を待たせたりは意地でもしない。


「お待たせしました」


 笑われてる。


「ソラウミ学院の、敷地を見て回りましょうか。歩きながら、先ほどの話を続けましょう」

「はい」


 情報の密度が高いお話が続いたから、頭の中がぐるんぐるんではあるけど。私の前を歩いている、レイヴンさんの後ろを追いつつ、まとめねば。

 というか、レイヴンさん、本当に背が高いな。


「お出かけですか?」


 あ、教頭先生と、テイラーさん。廊下にあるベンチみたいなところに並んで座って、お話中だったのか。


「ええ。散歩してきます。ブロッサムさんに、この学校を見て頂きたくてね」

「それはいいですね」


 もう、フードとかかぶってないから、頭蓋骨剥き出しの骨の人だけど。不思議と、優しそうな人、という印象が強い。テイラーさんは、にこにこしてる。テイラーさんにとっての恩人が、教頭先生なのかもだな。

 みんな。

 色々な人に助けられて、今がある、のかもしれない。

 恩人か。


「いってらっしゃーい」

「いってらっしゃい」

「いってまいりますです」


 へころう。


「こちらから外に出ましょう」


 教員用の建物の、表玄関、かな。裏口よりは広めで、両開きのドアは開け放たれている。吹き抜けてくる夏の風が、ほんのり涼しい。

 ドアが(ひら)いてるのは、生徒さんが入ってきやすいように、かな。


「ええ。そうです」


 ……また、口に出してた。

 でも。


「いいですね。そういうの。先生方と、生徒さんの距離がとても近いんですね」

「そうあろう、とは思っていますが、なかなかね。開かれた場所、というのが、苦手な子もいますから」


 なるほど。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ