9-107 そういったパターン //
「そういったパターンのものとは別に、一度に使うMPの量を変えることで、高い効果を得る、というパターンのものも、あったような気がするんですが」
あー、はいはい。
「使うMPが多ければ多いほど、たくさんダメージが出る、みたいな」
「そうですそうです」
ふむふむ。
「僕の場合、それと同じようなこともできるのですが、その時に、つまり、通常よりも多くの魔力を費やした時に、段階的に、魔力の性質が変化していきます。ですから、魔力は、その性質の変化が起きるもの、という理解は、以前より為されています」
なるほど。
「以上のことを考慮すると、ブロッサムさんの魔力の性質は、〈ステータス画面〉の技能階梯が、この世界にやってくる時に、あるいは、事前の打ち合わせ、の記憶があるかと思うのですが、その時のやり取りの中の、記憶にない部分において」
記憶にない部分。
「はい」
「私と同じように、技能要素の影響で、魔力の性質が最終段階にまで変化したのではないか、と推測できますが。技能階梯が100に到達したことでね。ただ、ブロッサムさんは、そういったことには気づくタイプの、思慮深い方だという印象を、今までのお話の中で受けているので」
思慮深い。
……恥ずかしい。
「となると、魔導王が僕に投げていきやがった、あいつの研究課題のことをお話しなければならないのかな、と思うんですが」
投げて。
いきやがった?
あれ?
「一つ、お聞きしたいのですが」
「はい?」
「ソラウミ学院、というこの学校の名前を聞いて、どう思いましたか?」




