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銀のペンダント  作者: 上村文処
エビソード9
1001/1018

9-105 しばらく、間を

 しばらく、()を置いてから、レイヴンさんが口を(ひら)いた。


「ブロッサムさんの魔力についてなのですが」

「はい」

「無階色調、ということでよろしいですか?」

「はい。あのー、その、無階色調、というものが何なのか、正直、私はよく分かっていないんですけども、そのー、そのように言われますです」


 はい。あ、あと。


「透明な魔力、という言われ方をしたことがあったような気がします」

「そうですか。ああ、飲み物は、ご遠慮なさらずに、いつでもどうぞ」

「はい」


 では、失礼して。

 冷たくて、ほんのり甘い、紅茶みたいなもの。かな。

 おいしい。


「今、伺った話からすると、ウミさんの魔力に包まれた時の、ぬりゅーん、ですか? その感覚は、最初の時だけ、ですか?」


 レイヴンさんに、ぬりゅーん、と言わせてしまった。

 恐縮するより他にない。


「そうですね」


 二度ほど頷かれた。


「一度目のウミさんとの接触により、ウミさんの魔力にブロッサムさんの魔力が馴染んだ、という言い方をしましょうか。そのような状態になっていると考えられます。これは、無階色調特有の現象なのですが」


 馴染む。


「そうです。ソラさんへの結線が成功したのは、この経緯があったから、かもしれませんね。もう少し、掘り下げて言うならば、ウミさんへの結線により、ブロッサムさんの魔力にわずかな変質が起きたかもしれません」

「変質、ですか」


 ……だから、銀のペンダントに結線した時に、〈魔道具〉の習得値(ラーニング・スコア)が爆上がりした……のか?


「どうしました?」

「あ、いえ。ちょっと、そのー、自分ではそういう変化が起きたのかどうかが、分からなくて」


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