表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/12

第十一幕 朝

「おはよう、康ちゃん」

 そう言う雪原の声で目を覚ました。

「んあ、おはよう。あいつらはどうしてる?」

 雪原は一瞬きょとんとした表情を浮かべたが、すぐに誰を指しているかは分かったようだ。

「浩二ちゃんは周りの茂みで野草を探してる。芽衣ちゃんはまだ寝てるよ」

「おお……そうか」

 起き上がってテントの外に出る……も、することも特にない。

 先生からは「技を使った後は安静に」と言われていたが、それほど体にも負担は残っていないようだった。

 岡坂が集めてきた野草を朝食として、テントを片付け、俺たちはまた森の奥へ向かう。

 それから30分ほど時間が経った。

「おい、岡坂。ほんとにこの道で合ってるんだろうな?さっきから景色に全然変化がないんだけど」

「康ちゃんそれってさ、火鉢先生の話と似てない?」

「確かに似てますね」

「ってことはやべえな、火鉢先生の話では、逃げるだけでも相当大変だったらしいぞ」

 ……みんなは少し不安を感じているように見えた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ