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1話 プロローグ



「ファイアバレット!!」



俺の放った魔法によってこの辺の畑を荒し回っていたグレートボアの群れの最後の1体が倒れた



「クワトロ様ありがとうございます!!」

「街の正規兵達に頼んでたのが無駄になっちまったが正規兵達より人柄も良いしクワトロ様最高だぜ!」



村人達の賞賛を受けながら俺は静かにこう思った




いつもと変わらないただの休日だった筈なのにどうしてこうなった!と


そうその日はただの日曜日だった。


俺のプロフィールだがただの高校二年生の後藤巧ごとうたくみ、身長178cm体重57kg、趣味はガンプラ作りとゲームに読書と俗に言うオタクだった


その日俺は同じ高校の友達3人とレア物を物色しに電車で移動していた



だが俺らが乗っていた電車の中に異世界を救える勇者が居たらしく俺らを含めて40人程がまとめて異世界に転移させられた



まぁその勇者が俺の友人と言うお前のせいかよおいこらと言う余談がありはしたのだが…


俺らが転移させられた場所は何処かの城のホール(後で聞いたら謁見室だった)


その場で王様から直々に世界を救って欲しい。勇者に相応しき能力も付加されてるから大丈夫。周りの人々にも勇者とまでは行かなくても凄まじい力があるので協力して欲しい(確かに転移させられてから体の中に渦巻く魔力を感知出来るようになってた)



そう魔力、俺らが居た世界には無い魔法がこの世界にはあったのだ。


当然いきなり電車の中から知らない世界に連れてこられた人々は軽くパニックになってたのだが王宮魔道士によって眠らさせてた、その睡眠魔法を見た事によりパニックは軽く収まったのだが俺はその王宮魔道士を見てふと疑問に思ってしまった。

助けを求めた筈なのにその戦力をあっさり無効化出来る実力者が居るのならばそいつを派遣すれば良いんじゃないか?と。


王様曰く勇者以外の人々に無理強いはしない、世界が救われたら元の世界に戻れると言ってきたので俺は即座に「あ、じゃ俺はこの世界適当に冒険してみますわ」と言ったら謁見室は一瞬静寂に包まれたのはちょっと怖かった。



まぁすぐに冒険に出される訳もなくこの世界の常識、歴史、マナーなどを一緒に転移させられた人と学んだのだが。


この世界アストラル(アストラルと言うらしい)では全ての人がステータスプレートを持つ


実際に配られたステータスプレートを持って見てみた

俺のステータスプレートはこうなってる


名前 後藤巧

種族 人間

職業 ???

体力 98

筋力 35

耐性 81

魔力 4108

魔耐 3827

敏捷 75

スキル 偽装、錬金術、魔法才能、魔力探知、魔力隠蔽、言語理解

完璧な後衛魔法職ですね分かります。

ちなみにこの世界での同年代のステータス平均はこうなってるらしい

体力 141

筋力 101

耐性 74

魔力 71

魔耐 62

敏捷 87

スキルは人それぞれ違うらしい

ちなみに友人勇者のステータスはこうなってる

体力 427

筋力 415

耐性 812

魔力 286

魔耐 314

敏捷 148

スキル 剣、両手剣、弓、鎗、両手槍、戟、鈍器、盾、気配感知、気配隠蔽、魔力探知、魔力隠蔽、以下省略させてもらう。

俗に言うチート化してた


しかし俺は友人勇者のステータスプレートを見た瞬間に冷や汗が流れてるのを自覚していた。


チート勇者を上回る魔力、こんなのあったら冒険出来ないではないか!?


筋力や体力は鍛えることによって伸びるのだが魔力系は生まれついてが絡んで来るから育ちづらいらしい。

そんな説明を受けながら俺は必死にステータスプレートに偽装スキルを使用していた


その時は偽装スキルが上手く発動して上手く勇者より少し低めの魔力、魔耐に偽装して上手くその場を逃れた。


そしてこの世界には魔王が11人居るらしい、だが魔王と言っても過激派、穏健派、中立派となっていて俺らが倒すのは過激派と中立派を倒せば元の世界に戻れるらしい、だがここでもまた疑問が生まれていた。

中立派を無理に倒す必要あんの?と。


そういった所を城の監視の目が無いうちに友人らと話をした結果

「王様の話はおかしい所があるからやはりこの世界を見て回る必要がある」

「だが勇者とされてほか2人も特異スキルを持ってるから王宮が手放すとは思えない」

「よし、悪いけど後藤、世界見てきて」


ちょっと購買行くついでに飲み物買ってきてみたいなノリでサラリと俺の一人旅が決まってしまった。



その後は王宮魔道士からある程度の魔法を習い、多少の路銀、装備を貰い旅立った



そして最初の村であるコーネリアの村で困ってる村人達のお願いを聞いてグレートボアを倒しに来たと…



ちなみに何故クワトロと名乗ってるのかと言うと。


旅立つ前に王宮の宝物庫から役立ちそうなのに渡されなかったアイテム類を勝手に借りたのがバレたのか手配されてるからである。

今の私は偽装スキルによりクワトロと名乗るただの冒険者なのだ!

やってる事は盗賊に近いが気にするな!!!



誰に言ってるのかわからない回想を終え歓喜に湧く村人達とその日はくしょグレートボア討伐祝いの宴に参加するのであった。

プロローグ回となりますのでほぼ説明ですね


次回から多少キャラが喋ったり冒険したりします!(多分)

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