ポルトガルの軍艦
ご覧、
座礁し、浜に打ち上げられ、
肉体に負荷をかけ、
維持できず枯渇していく
大量のポルトガルの軍艦を・・
ヒドロ虫達を・・
命というのは当然の様に死ぬのだ!!
それがどんなに特別な者であろうと、
想い出を有していようと、
皆、座礁したヒドロ虫達の様に死ぬ・・
棺桶とは、
去った者に対する
社会からの執着だが、
ヒドロ虫達に棺桶は必要ない。
もういいじゃないか・・
ああ、
もういいんだ・・
あの人を解放してやってくれ・・
その無慈悲さがむしろ・・
執着からの解放こそがむしろ・・
我々という魂の救済なのだから。