第4話 描いた希望
盆休みを利用して書きました。
大口海獣ボデガブ
合成鮫獣カラミティシャーク
登場
<英二視点>
俺は片手に怪獣のイラストを描いていた。
「ようやくできたな」
俺はそう言って完成したのはカラミティシャークと呼ばれる体全体が鮫で出来ている。
頭はハンマーヘッドシャーク。
両足はネコザメ。
片腕はウバザメ。
もう片腕はノコギリザメ。
ボディはジンベエザメ。
尻尾はホホジロザメ。
腕から放たれる鮫の形をするエネルギー波のシャークブーストは敵を貫く。
片腕のシャークブレードは全てを切り伏せる。
そして特殊能力は地面に飛び込み地面を泳ぐ事ができる。
皮膚はとても頑丈で普通の怪獣では破壊は不可能である。
「あの!英二さん」
後ろを振り向くと青夏ちゃんが立っていた。
「よう、どうしたんだ?」
俺はスケッチブックを机の上に置いた。
「あの、リイン隊長が読んでます」
そう青夏ちゃんは俺に言った。
「ああ、ありがとな!」
俺はそう言ってスケッチブックを置いて歩き始めた。
ーーー隊長室ーーー
俺は隊長の部屋に来て話を聞いていた。
「っで何ですか?」
俺はそう隊長に聞いた。
「ええ、話があるの」
隊長の背中からは何か思い詰めた感じがした。
「貴方の描いた怪獣を貴方の力にしてみない?」
そう隊長は俺に聞いた。
「怪獣を俺の力に?」
そう言って俺は自分の片手を見た。
「貴方の描いた怪獣を再現することができる機械を開発したの。だからあなたの許可があればすぐにでも作れるわ!」
隊長はそう俺に聞いた。
「それで世界が平和になるなら」
そう言って俺は片手を差し出した。
「本当にいいの?」
隊長はそう俺に聞いた。
「ああ、だが覚えておいてくれ!強すぎる力は災いを生む!だから俺が描いた怪獣は人々に夢を与える存在だということを!」
俺はそう言って自室に向かいスケッチブックを取りに向かった。
ーーー次の日ーーー
俺は実験体1号の怪獣をスキャンした。
それは合成鮫獣カラミティシャークをスキャンした。
データを解析され頭や体や腕が少しずつ創られていた。
体の色は蒼に統一されていた。
「すごい!これが英二さんが描いた怪獣なんですね!」
青夏ちゃんはそう言ってカラミティシャークを見ていた。
カラミティシャークはあと五時間で完成すると電子パネルに写し出されていた。
「お前が誰かを救う最高の怪獣であってくれ」
俺はそう言ってカラミティシャークに触れた。
ーーー5時間後ーーー
ようやく完成した合成鮫獣カラミティシャークは目をゆっくりと開けて俺を見た。
「よう!気分はどうだ?」
俺はそうカラミティシャークに聞いた。
「ああ、最高の気分だぜ!」
カラミティシャークはそう言って俺に笑った。
「えっ?喋れるんですか?」
リイン隊長はそう俺に聞いた。
「ああ、人間並みの知能を持ってるからな」
そう言って俺はカラミティシャークの設定を見せた。
「確かに世界各地の言葉を喋られると書かれていますね」
そう隊長はカラミティシャークを見た。
「なぁ、マスター」
カラミティシャークは俺に聞いた。
「何だ?」
俺はカラミティシャークを見た。
「俺は世界の子供達を守るために戦うのか?」
カラミティシャークはそう俺に聞いた。
「ああ、誰かを助けるために!」
俺はそうカラミティシャークに言った。
「へっ、誰かを救うためか!悪くないかもな!それも」
そう言ってカラミティシャークは自身の意思でカードへと変わった。
「いつか力を貸してくれよ!」
俺はそう言ってカラミティシャークのカードをケースに入れた。
ーーーイギリスの海上ーーー
航行中の豪華客船マザークイーンは船旅を航海していた。
「何も変わった様子は無いな」
そう船員は言った。
だが。
ドゥウウウウウウン。
「どうした?」
操縦室の船長はそう船員に聞いた。
「何かが衝突したみたいです!」
そう言って双眼鏡を見るとそこには大きな口を開き近づいてくる怪獣が居た。
「攻撃用意!」
そう船長は船員に言った。
「了解!」
船員は甲板からバズーカを取り出し怪獣に向けて放った。
だが。
「やれやれ、きみはこんな所で食事をする怪獣じゃないだろ?大口海獣ボデガブ」
そう言って空を浮遊する人物は海獣をクリスタルに封じ込めた。
「さて、地獄のゲームを始めるか!」
笑みを浮かべて人物は闇に消えた。
ーーーバルバトスの基地ーーー
俺は片手にまた怪獣のイラストを描いていた。
だがなかなかアイデアが浮かばなかなった。
「あっ、お兄ちゃん!」
アーニャは俺を呼んだ。
「どうした?」
俺はスケッチブックを置いて聞いた。
「隊長がお茶会をしようって」
そうアーニャは俺に話した。
俺は片手にスケッチブックを持ってお茶会に向かった。
ーーーテラスーーー
俺は片手にスケッチブックを持ってお茶会に参加した。
「ねぇ、英二」
カアリは俺を呼んだ。
「どうした?」
俺はカアリを見た。
「英二はアーニャのお兄さんなの?」
カアリは俺にそう聞いた。
「まぁ、成り行きでな」
俺はそう言って片手にタキオンカプセルを持ちながら空を見た。
ウーーーーーーーーーー!
警報が鳴り俺達は走り出した。
ーーーハンガーーーー
俺達は戦闘機にVF-66に乗り俺はバイクに股がりその場所に向かった。
ーーーイギリスの工業地帯ーーー
巨大な口をした魚みたいな怪獣はあらゆる物を丸飲みしていた。
「カサゴみたいな怪獣だな!」
俺はそう言ってタキオンカプセルを片手に持ちスイッチを押した。
タキオンカプセルの光は俺を包み込んだ。
そして俺はタキオンマグナスへと変身した。
タキオンマグナスに変身した俺は走り出して怪獣のボディを攻撃した。
だが怪獣は口から怪光線を放った。
俺は両腕をクロスしてビームを弾いた。
「っち!速攻で決めるか!」
俺は片手に力を込めた。
「喰らいやがれ!デザスタルタキオン!!」
虹色の螺旋の光線は怪獣に向かった。
だが怪獣は口を大きく開けてデザスタルタキオンを吸収した。
「マジかよ!」
俺はそれに驚いた。
ピカンピカン。
エナジータイマーが危険信号を放った。
「っくそ、ここまでか?」
俺はそう言って片膝を地面に着けた。
「おい!俺を使えよマスター!」
そう俺に声を掛けたのはカラミティシャークだった。
「力を貸してくれるのか?」
俺はそうカラミティシャークに聞いた。
「ああ!俺ならこの戦局を変えられるぜ!」
そうカラミティシャークは言った。
「よし、任せたぞ!」
俺はカラミティシャークのカードをケースから取り出して外に向けて投げた。
するとカードはカラミティシャークの形に変わった。
カラミティシャークはシャークブレードで怪獣の両腕を瞬時に切り捨て頭をシャークブレードで切り捨てシャークブーストで骨も残さず消し飛ばした。
「どうだ?マスター!俺の力は?」
そうカラミティシャークは俺に聞いた。
「ああ、上出来だ!」
そう言って俺は片手をサムズアップして言った。
ーーー???ーーー
「あれがタキオンマグナスですか」
そう眼鏡をした人物がタキオンマグナスを見て言った。
「はい、もう片方はわかりませんが」
執事らしき人物はそう言ってカラミティシャークを見て言った。
「あれは我等が必要とする力だな」
そう言って高級車に乗りその場から消えた。
つづく
「英二の怪獣ファイル!今回の怪獣はこいつだ!禁断ロボットデスガルム!」
「全長60m体重10万t武器は片手に36.5㎝主砲に45mmの機関銃に超高圧電磁砲が主な武器で元々は怪獣殲滅様に造られていたが何者かによりデータを書き換えられ禁断ロボットへと変わった。」
次回も見てくれよな!
次回をお楽しみに!