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第2話 お兄ちゃん

お待たせしました。

ハラハラと楽しい物語2話の投稿です!

キメラ怪獣アノバラ

登場

俺は夢を見ていた。

その夢は小さな女の子を助けるために銀髪の青年が小さな女の子を助けたが命を落とす夢だった。

女の子はぼろぼろと大粒の涙を流しながら青年の手を握っていた。

その子は涙を流しながら泣き続けていた。



ーーー現実ーーー



夢見が悪い夢を見て俺は起き上がって何か柔らかい感触があった。

俺は横を見るとそこには少しロングヘアーのカールな銀髪の少女が眠っていた。

「どちら様?」

俺はそう言って少女をじっと見た。

「確か、昨日俺は怪獣のイメージをして何も浮かばなかったから寝たんだよな」

俺はそう言って少女を見ていた。

「あの、起きてください!」

俺はそう言って少女の布団を引き剥がした。

しかし布団を引き剥がすと少女の服装は黒いブラジャーと黒いパンツだった。

「ちょっと待て!何で下着姿なんだよ!」

俺はそう大声で言った。

「ん?あっ」

少女はようやく目が覚めたらしい。

「どうして兄さんがわたしの部屋に居るの・・・・?」

少女はそう俺に聞いた。

「いや、君が俺のベッドで寝てたんだよ!ってか兄さん?」

俺はそう少女に言った。

「えっ!?」

少女はようやく目が覚めたらしく自分の今の姿を見た。

「きゃあああああ!」

少女のビンタが勢いよく決まった。



ーーーブリーフィングルームーーー



俺は基地の全員に俺の紹介をしてメンバーに挨拶を済ませるとそこには先程の少女が座っていた。

「あの、隊長さん」

俺はリイン隊長に声を掛けた。

「どうしたんですか?」

リイン隊長は俺を見た。

「あの子は?」

俺は少女を指差した。

「ああ、アーニャさんよ」

そう隊長はアーニャと呼ばれる少女の名前を言った。

「アーニャ」

そう俺は少女を見ていた。

「おい、お前巨人なのか?」

そう聞いてきたのは赤い髪のポニーテールの女性だった。

「はい!俺が究極の力を持つヒーローです!」

俺はそう言って女性を見た。

「そうか、だが足だけは引っ張るなよ!」

そう言って女性はどこかへ行った。

「ねぇねぇ、英二!私はカアリよろしくね!」

カアリはそう言って俺の片手を掴んでぴょんぴょんと飛んでいた。

「ああ、なぁアーニャ」

俺はアーニャを呼んだ。

「何ですか?」

アーニャはそう俺に聞いた。

「ああ、きみは俺の事を兄さんって言ったけどそんなに俺はきみのお兄さんに似てたのか?」

俺はそうアーニャに聞いた。

「似てません!全然!」

そう言ってアーニャは走り出した。

俺はその一言を聞いて少し違和感を感じていた。

「あの、英二さん」

後ろを振り向くと青夏ちゃんが立っていた。

「おう、どうしたんだ?」

俺は青夏ちゃんを見た。

「アーニャちゃんの事なんですけど」

そう青夏ちゃんは俺に話し始めた。

「あの、アーニャちゃんの家族はお兄さんが居たんですけど怪獣の攻撃で命を落としたんです」

青夏ちゃんはそう俺に言った。

「そうだったのか」

俺はそう言って何だかあの瞳の中の悲しみがわかった気がした。

「それよりさ、今日はお祝いだね!」

そうカアリはそう言ってぴょんぴょん飛んでいた。

「なら、俺が作ろう!」

俺はそう言って笑顔で皆に微笑んだ。

「ねぇ、英二はどんなの作るの?」

そうカアリは俺に聞いてきた。

「そうだな~」

俺は外の景色を見ながら考えていた。



ーーー英二の部屋ーーー



俺は自分の中のタキオンマグナスのサポート怪獣のイラストを描いていた。

だがなかなか思い浮かばなかった。

俺は筆を片手に持ちながら外を見ていた。

同じ地球なのに時代や世界観が違うだけで雰囲気は変わるものだと初めて知った。

「なぁ、タキオンマグナスお前はどうしたい?」

俺は自分の中のタキオンマグナスに声を掛けたが反応はなかった。



ーーー食堂ーーー



俺はタオルを頭に巻き白いエプロンを身に付けて炊いた米に酢を入れて混ぜ始めた。

そして他にも臼卵焼きを作り豚肉を生姜焼き風に焼きキュウリやレタスを切り海苔を置いた。

「へぇー、英二さん料理できたんですね」

リイン隊長はそう俺に言った。

「まぁな、人並み程度なら作れるぜ」

そう言って俺はそのまま料理を作り続けた。



ーーー5分後ーーー




吸い物を作り終えてメインの手巻き寿司も置いて俺達は食べ始めた。

海外組はなかなかやりにくそうな顔をしていた。

「どうだ?美味いか?」

俺は手巻き寿司を食べながら聞いた。

「すごく美味しいわ!」

リイン隊長はそう言って食べていた。

他の皆も美味そうに食べていた。

俺はイスに座りながら食べていた。



ーーー大浴場ーーー



俺は服を脱ぎ風呂に入った。

「やっぱり風呂に入るのが1番だな」

そう言って俺はタオルを片手に持ちながら扉を開けるとそこには誰かが頭を洗っていた。

俺は気にせずに風呂に入り星をじっと見ていた。

誰かは桶で頭のシャンプーを湯で洗い流した。

「ふぅ~」

そこに居たのはアーニャだった。

「えっ?」

俺は目を疑った。

アーニャはじっと俺を見ていた。

「きゃあ!」

アーニャはそう短い悲鳴で体を背中で隠した。

「わ、悪い!」

そう言って俺はアーニャから目を反らした。

「あ、あの何で末武さんがここに居るんですか?」

アーニャはそう俺に聞いた。

「えっ?風呂に入りたくてな」

そう俺はアーニャに言った。

「そうだったんですか」

アーニャはそう言って湯船に入った。

するとアーニャは後ろから俺に抱きついた。

「えっ?アーニャ何だ?」

俺はアーニャに聞いた。

「あの、朝の事はごめんなさい」

そう言ってアーニャは風呂から揚がりそそくさと逃げた。



ーーー英二の部屋ーーー



俺は片手にスケッチブックを持ちながら怪獣を描いていた。

土を守護する怪獣をイメージして中国の神話に登場する聖獣の玄武を参考にした怪獣守護地底怪獣グロスド。

体長82m。

体重25万t。

体が異常なまでに硬くあらゆる攻撃を防ぐ。

口から放つラスターレールガンは全てを破壊する。

俺はそうグロスドの説明文を書いて布団に入った。




ーーー???ーーー



「さぁ、あの超粒子の巨人を殺してこい!キメラ怪獣アノバラ!!」

男はそう言って片手に禍々しい宝石はコウモリとイモリを食べて巨大な怪獣へと姿を変えた。

イモリの様な体にツバサが生えてそのまま飛び去った。




ーーーバルバトスの基地ーーー



俺は目を開けて起き上がり片手にタキオンカプセルを持ちながら外に出た。



ーーー滑走路ーーー



俺は夜風を浴びながらじっと空を見ていた。

「あっ、英二さん」

後ろから聞き慣れた声が聞こえて振り向くとそこにはアーニャが立っていた。

「よう、どうしたんだ?」

俺はそうアーニャに聞いた。

「あの、英二さんは別の世界でどんな暮らしをしてたんですか?」

アーニャはそう俺に聞いた。

「ああ、映画会社でヒーローや怪獣のイラストを描いたりしてたな」

そう俺はアーニャに話した。

自分の古里の地球の話を。

俺は星が輝く星を見ながらアーニャを隣に座らせて今までの日々を話した。

それは超粒子の力を秘めたヒーローをイラストで描きながらスランプに墜ちながらもそれでも夢を諦めずに挑戦する勇気を持ち続けたと。

アーニャはその話を聞いてすごくきらきらした目をしていた。

「俺はこの世界の子供達が笑顔や夢みる世界にしたいんだ」

俺はそうアーニャに話した。

本来人間は夢や笑顔の世界があるのが人々の夢なんだ。

すると何かが接近する気配を感じた。

それはイモリの体に背中はコウモリの羽を生やした怪獣だった。

怪獣は口からショックウェーブを放ちながら近づいてきた。

「アーニャ!お前は早く基地に戻れ!」

俺はそう言って片手にタキオンカプセルを持ち走り出した。

そして俺はタキオンカプセルを起動させてタキオンマグナスへと姿を変えた。



ーーー空中ーーー



俺は空中で怪獣と交戦していた。

俺はタキオンナイフと呼ばれる弱小光線で怪獣に攻撃を仕掛けた。

だが怪獣は口から放つショックウェーブでタキオンナイフを撃ち消した。

俺は距離を詰めて肉弾戦で戦い始めた。

パンチを連続で撃ち込みそのまま踵落としを怪獣の頭に撃ち込んだ。

「どうだ!」

俺は怪獣が地面に叩きつけられたのを見て地面に着地した。

すると怪獣は羽から赤い炎縦の竜巻を放った。

俺はそれをまともに喰らい地面に膝を着いた。

「っくそ!ちょっと辛いかもな!」

そう言って俺は少し弱気になっていた。

すると後ろから青色のレーザービームが怪獣の翼を貫いた。

後ろを振り向くと藍色のカラーの戦闘機が飛んでいた。

それはF-66のブラックホークに似ていた。

怪獣は戦闘機にショックウェーブを放とうとした。

俺は走り出して怪獣の頭を掴みそのまま背負い投げで海に投げ飛ばした。

「おい!一緒に決めようぜ!」

俺はそう片手で合図を送った。

「いくぜ!」

俺は片手に力を集めた。

「ギャラクシータキオンバスター!」

エネルギーは光球になりバスケットボール位の大きさの光球は怪獣の体を貫いた。

怪獣は大爆発を起こしてそのまま粉々に砕けた。



ーーー滑走路ーーー



俺は助けてくれた戦闘機のパイロットの方へと向かった。

パイロットは何とアーニャだった。

「アーニャ、ありがとな」

俺はそう言ってアーニャの頭を優しく撫でた。

「あっ、」

アーニャの瞳からは涙が流れていた。

「どうした?」

俺はそうアーニャに聞いた。

「いえ、兄さんによく似た撫で方だったので」

アーニャは笑顔でそう言った。

俺はアーニャと一緒に基地に戻ろうとした。

「あの、英二さん!」

アーニャは俺を呼び止めた。

「ん?どうした?」

俺はアーニャを見た。

「あの、お兄ちゃんって呼んでいいですか?」

そうアーニャは俺に聞いた。

「ああ、別に構わないぜ」

俺はそう言って笑顔で歩き始めた。



つづく




英二の怪獣ファイル!

「今回から始まりました!英二の怪獣ファイル!本日1体目は大地怪獣グラウンドギマイラ」


「全長89m、体重60万t、必殺技は口から放つ岩石弾で皮膚は岩石の様に硬くできています!」


「次回もよろしくな!」



次回は隠された兵器が登場?

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