8話・アシスとの交流
『よろしくお願いしますマスター!』
若い女性の声が頭に響く。
(変な感覚する。気持ちわるい)
『補助機脳のアシスです。どうぞ質問を』
「どんなことができるの?」
『主に戦闘時のサポート、能力の統合、会話です。暇な時にちょうどいいですよ?』
「それを自分から言うのはどうかと思うが能力の統合とはさっきの同調でやってた奴か?」
『はい。670→20へと能力数が減っています。ですが統合したことにより
奪取能力の進化やLvが上昇しています。確認しますか?』
「主なやつだけ見せてくれ」
『了解しました。表示画面を出現させます』
VIN!
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統合済能力をインストール中・・・・・・・・
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PON!
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完了しました。
統合した能力及び権能・Lvを表示します。
特殊能力・『牢獄』Lv6
◎Lv1・牢獄生成=破壊不可の牢獄を作り出す、
◎Lv2・絶対権能=作り出した牢獄の中での格上以外への完全支配
◎Lv3・牢獄操作=作り出した牢獄を様々な形にできる
【NEW】
◎Lv4・支配格子=先が尖った棒状の鉄格子、刺された相手は格上以外支配される
◎Lv5・格納牢獄=生き物以外の全てを格納できる、容量は無限
◎Lv6・牢獄転移=生成した全ての牢獄に転移可能、1日5回
奪取能力*『統合済』
・希少級能力・『鎖鎌』Lv2
強力級能力・『操鎌・操鎖』の統合進化形態
鎖鎌、巨鎌、鎖の扱いが上手くなる、達人級
・強力級能力・『金剛力』Lv1
通常級能力・『剛力×153・筋力回復弱〜強×67』の統合進化形態
使用すると筋力が3時間10倍、クールタイムが10分間で筋力5分の四になる
・強力級能力・『俊足』Lv1
通常級能力・『高速×21・敏捷×32』の統合進化形態
足が速くなり小回りが利くようになる
・強力級能力・『隠密』Lv1
通常級能力・『気殺×12・暗殺83』の統合強化形態
気配を殺しターゲットを暗殺できる
以下通常級能力16個
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「特殊能力って何なんだ?」
『特殊能力は希少級能力や
伝説級能力の中でも逸脱し凄れた能力のことを指します。
特殊能力に対し有効なのは神話級能力や
伝説級能力の中でも上位の物のみです』
「伝説級能力は確認されてはいるが数が非常に少なし
神話級能力なんて勇者と魔王のおとぎ話にしか出てこないぞ?
最近勇者と魔王の存在も否定され始めているし神話級能力
なんて本当ににあるのか?」
『障害発生。Lv6以降の宇宙之図書館への干渉権限がありません』
「宇宙之図書館?」
『私の権限ではこれ以降は探れないようです。申し訳ありません』
「ねぇ宇宙之図書館って何?」
「私は発信する基本的に情報を特異魔導宝具から得られる
外部の情報と宇宙之図書館から得られる情報を利用しています。
宇宙之図書館この世の全てを記録している場所であり閲覧ができるのは
Lv3以上の特殊能力のを基盤として構成された
補助機脳のみです。基盤能力のLvで
閲覧できる情報の重要度・正確度が違います』
「なるほど、、わからん。いわゆる世界の情報が詰まってる場所ってことだろ?」
『大雑把に言えばそうです。前方から二体の土魔人形がやってきます』
視界の端に二体の土魔人形が映る。
『希少級能力・『鎖鎌』の使用をお勧めします』
「わかってるよ。『俊足』」
普段の15倍ほどの速度で駆けていく。
巨鎌にして横に一斬。
『能力Lvと魔導宝具Lvに
2SP加算されました。Lv7まで後、298SP必要です』
「エスピーとは?」
『SPです。SkillPointの略称です。これを指定数まで貯めれば能力Lvが上昇します。
SPの必要数はLvが上がるごとに上がっていきます』
「なるほど、、、やっぱりよくわからない」
『現時点ではわからなくても大丈夫です』
「ん?そうか?それと今何時?」
『現在の時刻は23:56.54です。ここから出ることをお勧めします』
「やっべぇ!集合の時刻24:00だぞ!?最短ルート表示できる?」
『了解しました。案内します。まず突き当たりを右です』
「よっと!次は!?」
『三股に分かれている道があるのでそこを左、その後はまっすぐです』
「左でまっすぐ?」
『はい』
しばらく走っていると出口が見えてきた。
(ギリ間に合うか?)
フォン、、、、、
「崖かよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」