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牢獄の番人と冤罪の姫  作者: 書くのはいつも唐突に
王国編
17/22

17話・名前と大剣

遅くなり申し訳有りません。

頰に風を感じふと目がさめる。

目の前には彼の顔があり月明かりに照らされ美形な顔が一層凛々しく見える。

かっこいい。

いやだめだめ!

うん。もう少しこのままでもいいかも知れな、、

「お、起きた。下見るなよ?」

「え?」


ヒュォォォォ!!


「キャァァァァッァァァ!!」

「うるせぇ!!」

「だってぇ!飛んでる!怖い!ちょっと下ろして!そもそもなんでお姫様だっこなのよ!」

「下ろしたら落ちるだろうが!それに爆睡していた自分が悪い!」

「だからってお姫様抱っこはないでしょ!おんぶとかあるでしょ!」

「当たるんだよ!!」

「ひゃ!?」

「、、、、、、、」

「、、変態、、」

「うっせぇ」

そのまま沈黙がお降り立ちその場を支配する。

そういえば、、、




リルタナを抱えながら空を飛ぶ。

背中に装着しているのは炎を吹き出し長い板を重ねた翼のようなものが生えているリュックのようなものをつけて飛んでいる。

炎噴射翼機構インジェクションウィングの出力が安定。目的地タガエルまで4km。

 速度を減少。時速20kmに固定します。残り推定時間12分。30秒後に出力を切ります』

(アシス、質問がある)

『何でしょう?』

(確か『囚人眷属』だっけ?あれってリルタナにも使えるのか?)

『戦力の増強をするのですね?リルタナは過去に収容された経験があるので問題ありません。

 ただし本人の了承が必要です。炎噴射翼機構インジェクションウィングの出力を

 切ります』

炎噴射翼機構インジェクションウィングの炎が消え翼が固定され滑空していく。

アシスの高度な演算でタガエルの少し手前で着地する。

炎噴射翼機構インジェクションウィングはガチャガチャと音を立てながら手の平サイズのキューブになった。

「リルタナ、お前の能力(スキル)って何があるの?」

「っえ?『睡眠』よ」

「何それ?」

「いつでもどこでも眠れるっていうやつ」

「なんというかその、すまん」

「その言い方が逆にムカつくわ」

「いやぁ、そこまで変な能力(スキル)とは思ってなかったから、、、」

「うっさいわね!名前がないくせに!」

「仕方ないだろぉが!」

「名前がないから呼びずらいのよ!なんかないの!?」

「なんとでも呼べ!」

「じゃぁリズンでいいわね!?」

「ないいでもいいっていってるだろ!」

「じゃあリズン、なんで私の能力(スキル)を聞いたの?」

「いや、俺の能力(スキル)を貸し与えられるらしくてな」

「まあ別にいいけど、どういう事?」

「まあいいや、説明面倒くさいからもうやるわ」

「ちょっと待っ、、」

『リルタナの了承を確認。

 強力級(パワフル)能力(スキル)・『大剣』Lv2・『大剣召喚』Lv2と

 通常級(ノーマル)能力(スキル)・『火炎弾(ファイヤーボール)』Lv1を

 リルタナに貸し与えます。よろしいですか?』

「ああ。いいぞ」

「誰と話し、、、え?」

リルタナの前に光の玉が発生しリルタナの胸の中に吸い込まれていった。

「なにこれぇ!?」

「落ち着け」

『どうもこんにちは。私の名前はアシス。マスターの補助機脳(アシスタントブレイン)です』

「頭に誰かの声が響いてくるんだけど!!??」

「あれ?アシスの声が聞こえるのか?」

『はい。マスターの眷属となったために私の存在を秘匿する理由がなくなりました。

 よって私の権限でリルタナに思念波を飛ばしております』

「何を言いたいのかわからないがとりあえずリルタナを落ち着かせてくれ」

『分かりました』

「何なのよぉぉ!!!!」


10分後・・・・


「そういう事。だいたい把握したわ」

『よって今あなたは強力級(パワフル)能力(スキル)・『大剣』Lv2・『大剣召喚』Lv2と

 通常級(ノーマル)能力(スキル)・『火炎弾(ファイヤーボール)』Lv1を所有しています。

 使用したい場合は能力(スキル)を使うという事を意識してからはじめてください。

 慣れていけば自然と使えこなせるようになります』

「わかったわ。『大剣召喚』」

リルタナの足元に魔法陣が生まれてその中心から黒の輝きを持つ大きな大剣が現れた。

強力級(パワフル)能力(スキル)・『大剣』も同じように意識をしながらまずは素振りを』

「わかったわ」

リルタナは大剣の柄を握り持ち上げ、、、られなかった。

「んんんんんんんん!!!!」

『なるほど。『大剣』は大剣の扱いがうまくなるだけであり待ちあげれらるわけではないという事ですか』

「ふぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」

「やめとけって無理だから」

「じゃああなたがやってみなさいよ!」

「良いぞ」

柄に手をかけ『金剛力』を使い持ち上げる。

別に能力(スキル)は使うなって言われてないからな。

「ずるい!」

「ずるくない」

「むぅぅ、、変態」

「その話はもうなし!わかった!」

「へ〜んたい!へ〜んたい!」

『警告。何者かが1km先より近づいてきます。時速4kmと推定。接触まであと15分。

 先ほどの再誕(リ・バース)の可能性大』

「アシス連射格子銃(ブラストラタスガン)を用意してくれ」

『了解。格納牢獄の内部を検索。ヒット。用意します。牢獄を』

「はいよ」

丁度連射格子銃(ブラストラタスガン)が通る大きさの牢獄を生成して中から取り出す。

『もし確認するのでしたら特異魔導宝具オリジンマジシャンメゾットで監視を推奨します』

「あ、その方法があったな」

連射格子銃(ブラストラタスガン)をしまって鎖鎌を取り出し回転させ来ているであろう方向に飛ばす。

『金剛力』で強化しているためなかなかの速度だ。

鎖を延々と伸ばし続けようやく地面に落ちた。

「な、なんでそんな鎖があるの?」

「アシス説明頼む」

『分かりました』

リルタナがアシスの説明を聞いている間に分銅の先端に視界が切り替わる。

蛇のように動けるようでなかなかに楽しい。

再誕(リ・バース)一行を確認したため鎖を短くし回収した。

完全にこちらに向かってきていたので感知できるやつがいるのだろう。

それから数分後。

再誕(リ・バース)のメンバーが俺とリルタナの元に到着した。









今更ですが今初めて主人公(牢獄の番人)の名前が明かされました。

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