表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
牢獄の番人と冤罪の姫  作者: 書くのはいつも唐突に
牢獄編
11/22

11話・ギルド登録

「なんだ?」

「お前どこのもんだ?」

「何を言いたい?」

『この不届き者(バカ)はマスターに喧嘩を売っているようです』

(まじかよ!俺はやれねぇんだよ!看守が法律破れねぇだろ!)

「新人がでしゃばってるんじゃねぇ」

「だから何を言いたいんだ?」

「その腰につけてる武器だよ。高価なんだろう?寄越さなきゃ痛い目にあうぜ?」

「それはこの国の

 〈第234条・1項目他人の持ち物又金品を目的とし暴力行為を行う又その暴力的発言で特定の個人又団体を脅かしてはならない〉に違反する行動だが?」

「だからどうした?ここは冒険者ギルドだ。各国の権力に縛られねえんだよ」

「残念ながら各国の取り決めで〈冒険者ギルドは該当する国の法律にある程度従わなければならない〉というものがあるんだが」

「ぐちぐちうるせえな!!」

男が背中の剣を持ち襲いかかってくる。

後ろの方では賭けが行われていた。

鎖鎌が男の剣を受け止める。

「っな!」

鎖を伸ばし手と足を捕縛する。

「第234条、窃盗・暴力規制法の違反で現行犯逮捕とする」

「はなせぇ!」

「先に仕掛けたのはそっちだろう?」

「遊びだったんですぅぅ!放してぇぇ!!!」

「俺はこれでも看守でな?法律には従わないと示しがつかん」

「ちょと!あんた何やってるの!?」

「パパがつかまってるよ!?」

『後方に少女を確認。発言からバカの娘達と断定』

「ナルメ!ナリナ!どうしてここに!?」

「法律違反者を現行犯逮捕しただけだが?」

『マスター、その発言はどうかと思いますよ?イメージダウンです』

「知るか。仕事だしな」

「あんたにその権限があるの!」

「あるから捕まえてるんだろ。それじゃなきゃ捕まえてねぇよ」

「何やったの?」

「俺の武器をよこせとか言って殴りかかってきた」

「ギルドじゃ日常茶飯事よ」

「それじゃあこの支部は消えるぞ?管理体制がまともに成り立っていない」

「う、、」

「パパどうなっちゃうの?」

「ちょっと何してるんでるんですか〜!!」

カードを作っていた受付嬢さんが帰ってきた。

手には銅の細長い板がある。

「何って、見ればわかるだろ?」

「どこがわかるんですかぁぁ!!」

「この男を現行犯逮捕し、、

「その人内のギルドマスターですぅぅぅ!!!」

「はぁぁ???つまりここの長が法律を違反しつかまったと?」

「ギルマス何したんですかぁぁ!!!!」

「コレン!?助けてくれぇぇ!!!」

「コレンお姉ちゃん!!お父さんを助けてぇぇ!!」

「悪い人がパパを捕まえてるぅぅ!!!」

「俺は悪者じゃねぇぇ!!!!」

『さっきからマスターの発言は正論なのですが何か引っかかりますね』

「お前はどっちの味方だぁぁ!!!!」

「わかりましたから!一回皆さん落ち着いてください!」



シーン




「話を整理しましょう。まず私がカード作ってるときの話を」

「俺が待ってたらこのバカが俺の武器をよこせとか言って殴りかかってきたので法律に則り捕まえた」

「バカとは何だぁぁ!!!」

「うるさぁぁい!次ナルメちゃんたちの言い分」

「お父さんが遅いから来てみたらそこの人にお父さんが捕まってた」

「分かりました。これはギルマスのせいです」

「なんでだぁぁ!!」

「だってそうじゃないですかぁぁ!!」

「そうだけれどもぉぉ!!!上司が捕まりそうなのに何も思わないのかぁぁ!!」

「受付嬢さん。カードください」

「はいどうぞ」

「パパ連れてっちゃうの?」

このバカの下の娘であろう少女がこちらを見ている。

そしてうつむきこちらを見なくなった。

眼が似ていた。

誰にって?

『両親を殺したときのマスターにですね?』

「ああ、、」


ギリィ、、、


『歯が削れてしまいますよ?』

思い出す。

寝込みを襲い針で頚動脈を刺し出血多量で殺した自分の両親を。

顔は覚えていない。

牢獄の中は血の海になった。

鏡で見た自分の顔はひどくやつれていた。

眼は自分を愛して守ってくれた両親を失った絶望と悲しみが入り混じった眼だ。

期待はない。

バカを解放し下の娘の頭を撫でる。

「え?」

「受付嬢さん。級制度を教えて下さい。知らないもので」

「え、あ、はい。分かりました、こちらへ」

受付嬢についていき一つの部屋に入る。

「まずいいですか、冒険者ギルドには七つの級が存在します。

 1番下の銅級(コパー)、ここはかなりの人が早く抜け出せます。

 6番目の鉄級アイアン

 5番目の銀級シルバー、ここまでくると指名依頼っていうのが入ったりします。

 4番目の金級ゴールド、ここまで来たら賞賛の嵐です。

 3番目の白金級プラチナ、こうなるとすごいものですよ。なんでも手に入ります。

 2番目の結晶級クリスタル、この級になった人は過去に5人ほどしかいません。

 1番上の黒級ブラック、この級に該当する強さを持っているのは勇者のみだと言います。

 これが大まかなシステムです」

図に書かれわかりやすく説明してくれた。

「ありがとうございます」

「仕事ですから。それと質問を一つ」

「なんですか?」

「どうしてギルマスを解放してくれたんですか?」

「さぁ?では」

「待ってください!」

「いやでーす」



バタン!


「待てえぇぇぇ!!」

『逃走をお勧めします』

「コレーン!仕事を放棄するなぁ!!!」


逃げよう。























二週間ほど更新できないかもしれません。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ