表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

記念日シリーズ

冬至

作者: 尚文産商堂

終業式直前の平日となった21日は、冬休みの宿題をするという人たちもいる日だった。

高校2年生の井野嶽幌(いのだけほろ)は、クラスで、宿題について話していた。

「で、どんな感じ」

「冬休みが短いってのに、なんでこんなに出すのかなあ」

「そりゃ教師陣に言ってくれよ」

友人の島永宗谷(しまながそうや)が、けだるそうに言う。

「そうだ、今日さ、ちょっとしたパーティー開こうと考えてるんだけど、どうかな」

「幌が作るのか」

「当たり前だろ」

その言葉で、周りのみんなが集まってきた。

「幌が作るってのなら、食べてみたいな」

わらわらと集まってくるので、幌は思わず叫んだ。

「こんなに作れるわけないだろ」

「家庭科室、開けてくれるかな」

話は幌が考えている方向を越えて、どんどん膨らみだしていた。

文化祭の時に幌は料理がものすごくうまいということは、誰もが知っているから、誰もが食べたがった。

「だったら誰か、先生に連絡入れてくれよ。今日は当時だから、南瓜うどんにれんこんのてんぷらと考えてるってこともな」

5分と待たずに、許可が下りた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ