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16年後の告白者  作者: 山本正純
第三章 真相 
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間違った道

 月影は浅野に会った。公園を歩きながら月影は話す。

「警察庁と交渉して捜査を再開させたのはあなたですか」

 浅野は微笑む。

「はい。それなりの条件を啓示したら首を縦に振ったの」

月影にはその言葉の意味が分からなかった。

 浅野は指を立てる。

「それは秘密なのよ。それと退屈な天使たちの対策チームが出来るという噂を聞いたわ。あの組織の対策チームが開設されそうだったら協力するよ」

 

 その時浅野の携帯が鳴った。

「警察庁の榊原刑事局長が私に何の用かしら」

『食事でもしますか。まだあの話を聞いていなかったから』

 浅野は電話を切った。

「食事の約束が出来たからもういいかしら」

「いいえ。その前にあなたの秘書が逮捕されました。これからどうしますか」

 浅野は鼻で笑う。

「そんなことはどうでもいいの。もう未練はないから。政治家だって間違った道に進むでしょう。人なのだから」


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