表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16年後の告白者  作者: 山本正純
第三章 真相 
37/46

レアな連休

 その頃木原は隅田川沿いを歩いていた。歩きながら彼は悩む。本当に自分は刑事に向いているのか。 

 その時犬の散歩をしている親子に出会った。小学校二年生くらいに見えた天真爛漫な女の子は無邪気に母親に質問していた。

「なんで今年はシルバーウィークがないの」

 娘の突然の質問に母親は困惑している。

「シルバーウィークはゴールデンウィークのように毎年ある訳ではないのよ」

 答えになっていないような答えに女の子は無邪気に答える。

「母ちゃん。分かった。銀は金よりレアだということだね」

 親子はどんどん離れて行った。親子の会話を聞き木原は手帳を開いた。手帳にはまったく予定が書き込まれていない。木原はあるページを見た。

「だから四百二十九人の国民なのか」

 

 木原は神津に電話した。

「木原です。暗号が解けました」

 木原は暗号の示す場所を神津に伝える。

「ただ少し気になることがあります。この暗号はピノキオの暗号より簡単すぎます」

『いいや。簡単すぎていい。これで真相に近づいた』

 神津は合田に推理を報告した。

「なるほど。大野とお前はホテルへ大橋を迎いに行け」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ