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16年後の告白者  作者: 山本正純
第二章 暗号
30/46

接点 後編

 大野はヤマトツアーズに電話した。

「警視庁捜査一課の大野と申します。十七年前に開催された、第二十回日本アルプス登山ツアーについて伺いたいことがあるのですが」

『第二十回で日本アルプス登山ツアーは終わりましたよ。あんなことが起きればツアーは開催できませんよ』

「あんなこととはなんでしょう」

『十七年前のことです。・・』

衝撃の事実に大野の顔つきは変わっていく。

大野はメモを取る。

「ありがとうございます」

 大野は電話を切り神津に報告する。


「十七年前あのツアー開催中に遭難事故がありました。遭難したのはこの四人」

 大野はメモを指差す。

「大橋陽一。遠藤昴。竹内さつき。広田花。広田花だけ事故で死亡したらしい。さらに被害者遺族にはこの三人と遭難したということを伝えていない」

 神津は広田という名字を見てある女性を連想する。

「広田由美の親族の可能性もあるな」

 大野はこのことを合田に報告した。神津は大野に指示を出す。

「一緒に事情聴取に付き合ってくれ」


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