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16年後の告白者  作者: 山本正純
第二章 暗号
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処分

 それから木原は警視庁に戻った。理由は千間に呼ばれたからだ。刑事部長室には千間刑事部長。喜田参事官。月影監理官。上司の合田警部の四人がいる。

「死体を盗まれたと聞いたよ。」

 千間のこの言葉に木原は謝罪した。

「すみませんでした」

 月影は処分を伝える。

「木原。一週間の自宅謹慎と一カ月の減給を命じる。もちろん捜査活動は禁止」

 合田はこの処分に反論した。

「この処分は厳しすぎないか。一週間の自宅謹慎だけでいいでしょう」

「この処分は軽い物です。この不祥事の責任を取るために辞職するよりはいいでしょう。一週間自宅謹慎すれば挽回のチャンスはあるだろう」

 この木原の処分に不服と唱える人物が一人いる。神津だ。神津はこの処分は間違っていると千間に直談判する。

「これは俺のミスでもある。俺も同じ処分を受けるべきだ」

「しかしあなたは職務を遂行した。連帯責任なんて認めない。それより木原の分まで捜査することの方が大事ではないか」


 千間の言葉により神津は考えを変えた。連帯責任を負うよりも、木原の分まで捜査を頑張り真実を暴くことの方がいいということ。

 神津が暗号解読に励もうと誓った時大野が現れた。

「神津さん。少し手伝ってください」


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