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16年後の告白者  作者: 山本正純
第一章 自首
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訪問 後編

 中島は自分の意見を話す。

「はい。あの事件はマスコミが迷宮入りさせたと思っています。マスコミが劇場型犯罪をでっち上げなければ捜査は難航することはなかった。それでも有力な証言が出ないまま月日は流れたからマスコミだけの責任ではないと思いますが。そして彼はある国会議員の不正を暴こうとしていたことが分かりました。その国会議員は酒井忠義。事件は酒井の圧力により迷宮入りしましました。そういえば被害者遺族で当時一歳の一人息子の小松原晴彦があの事件で身寄りがなくなって井伊尚政が引き取ったそうです。ここまでの話でいいでしょう」

「はい。分かりました」


 二人は駐車場に止めた車に乗り込んだ。

「国会議員酒井忠義の圧力により迷宮入り。この事件は圧力がなくても迷宮入りしたと思います」

「仮に容疑者として浮上したとしても大橋と小松原には接点がないから彼は容疑者からは外れる。この事件。まだ謎が多い」

 合田は月影に提案する。

「コンタクトを取ってみようか。酒井忠義の息子と」

 二人は東京拘置所に向かう。


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