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頼庵のエッセイ集

そもそも論?

作者: 藤谷 K介(武 頼庵)

※この作品は『頼庵流――』というエッセイ集にも収録されます。


 いつも拙作にお立ち寄りくださいましてありがとうございます!!


 今回のお話は――

 そもそもこのなろう世界における物語って『フィクション』の世界だよね? ってお話です。

 この冒頭部分にちょっとでも興味のある方はお付き合いください。



 このお話を書くにあたってですけど、最近連載物を執筆再開したことを受けまして、色々とまたなろう世界を周回していたんですよね。


 そこで思った事や、執筆していた事などをエッセイで掲載していたんです。

 ふと思い出したというか……。時々『〇〇論争』が起こりますよね?


 エッセイ界だけじゃなく、HFジャンルとかによく起こっている印象があるんですけど、その論争の中身ってしっかりと読んだことありますか?


 実は私はけっこうしっかりと読んだことが『ありません』。


 少し前に名前に関してのエッセイを上げたと思うんですけど、この名前を付ける事に関しましても色々皆さんが思う事を感想にて書いてくださいました。


 その中で思った事。欧州や欧米での名前の付けられ方ってそういうふうにつけるんだ……。という事なのですけど、これって『地球上でという但し書きがあって考えられる付け方』なのですよね。


 え? なに言ってるのか分からないって?


 まぁそうでしょうねぇ。

 ここでちょっとだけ一例を出しましょうか。

(心当たりのある方すみません!! お名前は出しませんので許してね!! (>_<))


 とある登場人物の名前を付けるというお話を掲載した時、その時とある方から「〇〇という名前はこういう職業の人が多いから、貴族には成れないと」というような話を見た、聞いたことが有ると聞いたんですよ。


 でもそれ当たり前の知識ですかね?

 いや間違ってはいないと思うんです。欧州や欧米の歴史的にはそういう事が有ったのでしょうし。ただですね、それって『地球上の歴史的な話では』ですよね?


 このなろうの世界もそうですけど、皆さんが執筆なされているHFの作品の多くは、転生したり転移したりと『地球外』でのものですよね。だからこそフィクションであるのですけど。


 このなろうの規約というか、皆さん忘れていらっしゃるかもしれないのですけど、よく調べてみてください。

 

 なろうに掲載される作品とは前提としてフィクションなのです。作品に『ノンフィクションです』とか事実が混在しています等の文言がなければ、基本的にはフィクション。


 つまり架空の物なのですよね。


 ですから、もし仮に前述したその〇〇という名前の方が(名字でありファミリーネームであったり)いるとしても、それは『地球上での物語です』という但し書きのようなものが無ければ、その〇〇という人が生きている世界でのお名前で有るんですよ。

 

 そんなの当たり前だろって?


 そうなんですよね。当たり前の事なのですけど、読んで下さる方の中にはその事が抜けてしまっている方がいらっしゃるのも事実でして……。


 

 何が言いたいのかといいますと、その〇〇という方が生きている世界では、職業が別の名称で呼ばれている事があったり、地球上で使用されているモノの名前とは別のものが、その名前のものとして存在している事もあるという事。


 だから一概に『それは間違いだ!!』とは言えないという事だと思っています。



 時間経過と共によくお見かけするんですよ。その……サンドイッチ論争とか……。

 しかしながら確かにそれは『地球上での歴史では』そうかもしれないんですけど、他の世界線でその人以外が作ったものにまでその論理を当てはめるのはどうなのかな? とは思いますね。


 他の世界で仮に転移・転生した方が、『最初』に作ったその食べ物を『サンドイッチ』となづけたとして、それはその世界でのモノに初めての命名した人はその転生した・転移した方でしょう?


 これって他の物にも言えますよね?


 あ、でもここで一つ考えておかねばならない事が有りますね。それはその世界での『言葉』とその『言葉の意味』です。


 地球上でのお話しでは無いのですから、もちろん同じ言語が使われているとは限りません。ですから前述の様な名前の件でもそうなのですけど、同じ発音で同じ言葉として捉えることが出来ても、まったく違う意味だったりする事が有るという事。


 パン=食べ物としてのパンではない可能性もあるという事ですね。


 そういう齟齬が出ない様に、異世界転移・転生した方には『翻訳スキル』なり、『語訳スキル』なりが備わる事になるのですけどね。


 

 ここでこのエッセイの題名に戻りますが、そもそもお話の舞台が『地球上ではない場所』でのお話が書かれている。

 

 それを心の片隅にでもとどめておくことが、お話しを楽しく読むことには大事なのかもしれません。


 

 ファンタジー等の世界はそもそもがフィクションの世界で『地球以外の世界のお話』。あまり真面目にツッコむと楽しくなくなっちゃいますよ? という事が今回のお話でした。


 

 何を思ってこのエッセイを書いたのかって?

 実は今フィクション――HFの世界を執筆しているのですけど、『ここツッコまれたらいやだな!!』とか『ここツッコまれたら答えられないかも!!』という部分が有ったので、その予防線というか、前振りしておこうと思ったのです(笑)



 ではでは。

 今回のお話はこの辺で。

 お立ち寄り頂き感謝です!!



 


 

 

 

お読み頂いた皆様に感謝を!!

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― 新着の感想 ―
[良い点]  四字熟語なんかも使うのを躊躇する時がありますね。  例をあげると、四面楚歌とか臥薪嘗胆。  中国の歴史の中で生まれたものですから。  何でこの世界に、中国の歴史が関係しているんだよって…
[一言] 二手先に水掛け論が見えたら、スルーするのが大人ってもんですよね。 とはいえ、いまだに昔読んだ翻訳小説にあった一言『ぶら下がりのスーツ』が忘れられません。 『つるし』って訳して欲しかった。 …
[一言] この手の話題で噛み付く人は、古い翻訳小説を読んだことないんだろうなって思います。 日本風の単語に超訳されていたり、単語が出てくるたびにカッコ書きの小さな字で解説が追加されたりと、西洋文化にな…
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