トワに続けろ漫才合戦!(『自我へ導くのは&斬撃と油分の弾丸』の元案)
『タノ、シクナイ』
「辛辣っ!! おい斎、楽しい話はお前の得意分野だろ!?」
「む、無茶言うな!? 俺は◼️が得意なだけでギャグは専門外だ!」
「嘘つけぇ!! さっきは十分笑いをとってくれただろうが!!」
「何の話だよ!?」
おいおい、お前のキャラ崩壊事件を忘れたとは言わせねぇぞ。
秀を殺した罪だ、全員死んで償え。お前の口から出るとは思わなかったよなぁ!
「つか、こういうのは土屋の方が適任だろ! ツッコミの達人なんだから!」
「ボケ担当が多すぎるせいだろうが!! そもそも弄られる方が多いんだよ俺は! 特に長谷川!!」
「えっ、だってつっちー弄ってほしそぉ〜な顔してるじゃん!」
「どんな顔だよ!?」
小さな風車を大量に作ってヘンメイへ吹っ飛ばす傍らで、長谷川のニヤニヤ顔が表情を変える。
口を少しすぼめて、ぼーっとし始めた。
おいおい急にどうした。
「おい長谷川?」
「こんな表情です」
「それ俺かよ!?」
嘘だろ。俺そんなにぼやけた顔してんのか? 締まり無さすぎだろヤバいぞ俺!?
「あっ、でもでも! 戦ってる時の土屋君はかっこいいよ! 普段はあれだけど!」
「普段はあれ言うなぁああ!!」
フォロー下手だな阿部のやつ。それでもありがたいけど!!
「覚悟はできてんだろうな長谷川さんよぉ。年頃男子にダサいって禁忌ワード出してくるったぁ、いい度胸じゃねぇか!」
「だってダサいもん」
「真顔で言うな傷付くわ!!」
カツンッ、カツン!と乾いた音を鳴らす度べーっと舌を出す長谷川へ近付く。
手に持った炎の剣を掲げて、敢えて長谷川に向かって攻撃した。
「きゃーっ! コイツ年頃の女の子にからかわれて傷付いてやんの! 可愛いわぁ!」
「うるっせぇ!!」
「おーばーかーさんっ!」
「こんのっ! 黙れ長谷川ぁあああっ!!」
違う。こいつだけは絶対違う。
ヘンメイを笑わせようとしてるんじゃない、地で俺をからかってやがる!!
「そう言えば未来ちー。つっちーってばさっきチョコ貰ってたのよ?」
「チョコ?」
「そう! 茜っちからハート型のチョコ! もしかして茜っちってば、つっちーのことぉ!」
「やめろ誤解されそうな言い方すんじゃねぇ!」
ひゅ〜ぅっ!
口笛も吹くな!!
「えっ。私もチョコ欲しい。あとで茜ちゃんに貰いに行こうかな?」
「あいや、ごめんそういう意味じゃ……っ!」
「くださいって言ったら貰えるかなっ?」
「違う違うそうじゃない! ヤキモチとか焼かないのかなぁって思ったの!」
「えっ、やかないよ?」
「即答!? いいの未来ちー、つっちーとられるかもよ!?」
「茜ちゃんが隆を好きなら応援したいよ!?」
あれ? なんか雰囲気おかしくねぇか?
俺まだ何も言ってないのに振られてないかこれ!?
「み、未来ちー聞いて!? つっちーは未来ちーのことが!」
「やめろ長谷川! それ以上は俺のライフラインに関わる!!」
「「ライフラインの意味が違う!!」」
「真面目なツッコミあざす! 秀才しょく……げほっ!」
やばい、息切れしだした。
反射的に言い返し続けたせいだろう。呼吸の乱れが著しい。
「つっちー、大丈夫?」
「ああ、いいから続けてくれっ」
《金将》を動かしてこっそり聞きに来る長谷川。
なんだかんだで心配してくれるのは結構ありがたいんだよな。
だけど、まだだ。今笑ってくれているヘンメイを更に楽しませるなら、まだ足りない。
続けろ、満足するまで。
ヘンメイの『楽しい』が誰かからの『操り』に打ち勝つまで、笑わせ続けろ!!
「わかった。ところでさぁヘンメイ聞いてよ! この間さ、つっちーのやつ学校の図書室でぇー」
「やめろ長谷川!? その話は著作権に関わる!」
「著作権ってなんだっけ〜!」
「創作した者の有する権利、また作品がどう使われるか決めることができる権利!! それくらい知っときなよ阿部!」
「えへへぇ〜、知らなかった〜! つまり【ピー】で【ピーーーー】なんだね!」
「ちょっ、だから!」
「【ピーーーーーーーー】」
「もう何も言うんじゃねぇ!!」
著作権云々はとりあえずウィキさんから。その後色々調べて纏めるつもりでした( ̄▽ ̄;)




