パラレル・未来だけがゲーム内に残るバージョン
「土屋まだ動くな!」
「ざ、けんな!! なんで強制ログアウトなんてさせた!? 敵がまだ……ッ、未来一人残してこんな!」
「落ち着け、お前の方が今は重症なんじゃ!! あの死人の衝撃波のせいで、生死に関わるほどの脳震盪を起こしとったんじゃ!!」
「だからなんだよ!」
「今目ぇ覚ましとんのは完治薬とノーマの回復の併用したからであって」
「だからなんだよ!? あの場に……く、未来だけ残す理由、に……」
「おい土屋!!」
(くらっとくる)
「はっ……はっ……っ、は……」
「わかったじゃろ。ここまで回復しても叫んだだけでこのザマじゃ。とてもデスゲームの中に居らせるわけにはいかんのじゃ」
「そんな睨まんちょってくれ。ワシが悪かった」
「……未来は」
「まだ意識が戻らん」
「俺みたいにログアウトさせて外部から攻撃できねぇのか」
「あの子、ログアウト機能あっちからシャットアウトしちょるんじゃ」
「なに……」
「まぁ、覚悟の表れじゃろ。それを踏まえた上で、今は相沢さんの体のダメージを取り除く作業をやっちょる」
「どういうことだ」
「谷川の助言じゃ。恐らくこのデスゲーム、キューブと自分をデータとして送り込んでるから、現実とゲーム内の影響が混合するんじゃと」
「つまり、逆も然り。こっちでの能力の付与も、ゲーム内に影響及ぼすことができるだろうってことじゃ」
「……こっちの未来のダメージを、阿部の能力で回復させることができたら、ゲーム内の未来のダメージも消える?」
「そうじゃ。あわよくば、能力値……特に、攻撃力防御力も一気に上昇させてやりたいところじゃけど、生憎そこまでは阿部の体が持たん。やっとこさ話せるようになったぐらいじゃからな」
「それだけでもかなり体に負担かけてしまうけど、阿部が頑張ってくれちょる。信じるしかねぇ」
実は半年前に書いてた内容だったりします……oh......




