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パラレル・シークレット

 そうしている間にエリアが変わり、海とはまた違った暑さのある赤い景色の中。

 キョロキョロとみんなで見回して、今日はいいところなしのイケメン君を探していると


「あっ、あれじゃないかな?」


 未来が見つけてくれて、その方にみんなで駆け寄った。

 近づくと鮮明になってくる、なんだか様子のおかしい秀の姿。

 立ち尽くしたように動かない秀を不審に思いながら、俺はおーいと少し大きめの声で呼びかけた。

 するとこちらに振り向いた秀の、青い顔。

 目を見開き、【可視化(アイスコンタクト)】がついた茶色の瞳がよく見える。

 口が縦と横に、一回ずつ動いた瞬間──


「  」


 声をかき消したのは周りが何も無くなったかのような錯覚を覚える大爆発、その轟によるもの。

 地面が揺れる。立っていられない衝撃と地割れ。


「秀!?」


 秀が【氷盾(ひだて)】で俺たちを覆ってくれていて、そのおかげで爆撃の餌食にならずに済んでいた。

 だけど、ビシッと。氷の割れる音がした。


「く……っ! 相性が悪い!」


 更にヒビをつけていく氷の盾。


「みんな少し下がって」


 未来の指示。


「集中して、秀。援護する」


 片手が秀の背中に添えられる。


「【葉脈(ようみゃく)】、ムーブ」

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