パラレル・二種の弓
retake.1
「凛ちゃん凛ちゃん、いいこと教えてあげる!」
「土屋君はね。猫ちゃんと子どもが好きみたいだよ?」
「!?阿部、お前なんで!?」
「さっき説明したでしょ?減力解放は、その人が持つ一番弱い部分を引き出すって」
「土屋君はさっき、『子どもの姿』になって『猫の耳と尻尾』が生えた!」
「土屋君、猫派だったんだね〜」
「か、可愛いだろ。ちょっと気ままな感じとか、時たまに甘えてくるのとか」
言えない。動物に例えた未来が猫っぽいから猫が好きだなんて、この流れで絶対に言ってはいけない。
「【風貌】」
にゃー
弱くなるからすぐやられる
長谷川って……案外バカなんじゃないだろうか。
retake.2
「ね。この後どうする?この辺りで新しいプレイヤーさんが出てくるのを待つ?」
「いや、それもいいなぁとは思うんだけどな。実は今、長谷川と阿部に追い回されているのです」
「こっちの方に来たのはバレてるし、見つかるのも時間の問題なんだよなー」
retake.3
「外れてるよ?」
「お前もガードされてんじゃねぇか」
「ならこれでどうかな」
retake.4
「手伝ってあげようか?」
「え、いいの?」
「どうせ隆は私とやる気はないでしょ?こうして話してるくらいだし」
「そりゃお互い様だな。未来だってさっき撃ち殺さなかっただろ」
「決まりだね」
「【羽状複葉】ソテツ」
「【花火】」




