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MY song

誰もしらない、六月のある日。

作者: caem


 まるで水彩画




 太い筆で塗りつぶした青色


 うっすらと滲む色彩が彩る


 雲は灰色というより 澄み渡り碧


 悠々と 時を塗り潰してゆく




 タイヤが足早に駆け出して


 僅かに開かれた窓の外から


 薫る季節に 頬が染まる




 気付けば 腕は真っ赤になり


 ふと 訪れた羽虫が擽る



 

 まだ初夏を迎えていないのに


 蝉の鳴き声が聴こえてくるような




 高速道路の上から


 入道雲を迎えて


 


 まだ見ぬ明日へと


 風を感じ 蛍の光を待ちわびる




 じっとりと漂う湿気に


 ただ 恋い焦がれてみては……


 紫陽花が 佇んでいた


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