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第4話 街へ、そしてレべリング

こんばんは、Ao月です。

遅くなってすいません。

今週は毎日深夜帯の投稿になりそうです。


楽しんでくれると嬉しいです^^

「魔物…おい!どうやって仲間にしたんだ!教えてくれ!!」

「すまない、俺も条件は良く分かっていないんだ。名前を付けたら獣魔にできただけで」

「そうか…もし何かわかったら掲示板に投稿してくれ!!」

「あぁ、わかった…ふぅ…」

ロキを獣魔にしてから、街に戻った俺は、道行くプレイヤーにロキについて何度も聞かれていた。早い段階で獣魔を手にするのはなかなかないだろうとは思っていたが、どうやらかなり珍しいらしい。早い段階で情報を公開しないと、ネットで叩かれそうだ。


なんでこんなめんどくさいことに…憂鬱だ。

そう思いながら歩みを進めていると集合場所の噴水の前についた。

周りを見渡すが、まだシズクはいないらしい。


噴水の前にあるベンチに腰かけ、俺はロキをもふる。


「レンくーん!!」

そうこうしている内に、遠目にシズクが見えた。子供みたいに嬉しそうに走ってくる。

シズクの他に二人知らない女性プレイヤーがいる。恐らくベータの時の仲間だろう。


「しばらくぶり!レン君の様子を見ると楽しんでくれてるみたいだね!

誘って良かった!あっ私の仲間を紹介するね!」


「シズク、わかったから落ち着け。逃げたりしないから。ほら、深呼吸」

「すーはー」

いつものことながらシズクのせわしなさにため息が出る。

…俺は母親か何かなのだろうか。少しは落ち着いてほしいものだ。


「落ち着いたよ!あらためて、私の仲間を紹介するね。まずはキーちゃん」

そういって、二人いた内の一人を指さす。


キーちゃんと呼ばれた女性プレイヤーは、杖を持ち、神官服を着ていた。

恐らく回復系を主とするプレイスタイルなのだろう。水色の長い髪と落ち着いた雰囲気、そして男の浪漫、巨乳が小説で描かれるような神官みたいだと思った。


「キーリアと言います。回復が主体のスキル構成です。レンさんよろしくお願いします」

そう言ってほほ笑む姿に、ドキリとしたのは言うまでもない。

プレイスタイルは予想した通りだった。


ちなみに、大事なことを言っておく。この世界でのアバターは100%リアル基準だ。


「むーなんかレン君がいつもと違う。なんだろう…まっいっか!

 はい、次はシーちゃん!」

シーちゃんと呼ばれた女性プレイヤーは、軽装で短剣持ち。

俺と同じ斥候よりっぽいな。銀髪で小柄な彼女は三人の中では妹という立ち位置になりそうな感じだ。


なかなかのタレントを揃えておる。シズク…侮れず…


「シーナ。あなたと同じ斥候スタイル。よろしく」

そう言いながらロキのことをじっと見つめている。


「二人ともよろしく。やっぱりこいつが気になるか?」

そう言いながらロキの頭を撫でる。こいつは撫でられるのが好きらしい。

尻尾がはち切れんばかりに揺れている。


「そーだよ!掲示板ですごい噂になってるよ!黒い狼を連れたプレイヤーがいるって!」


「あーやっぱり話題になってたか…めんどくせぇ…」


「レン君その子はやっぱり獣魔なの??」


「そうだよ、昼寝してたらこいつがいてな。街に帰ろうとしたら付いてきたそうにしてたから、名前つけたら獣魔になった。ロキっていうんだ。よろしくな」


「ウォン!」

そうじゃないかとは思ってたが、ロキは俺たちの会話を理解しているらしい。

賢いやつだ。


「ロキちゃん、よろしくね!」

そう言いながら躊躇うことなく俺のロキをもふる。


「うわぁーこの毛並み最高だね!私も欲しくなっちゃう…レ…」


「だめ」

「むーまだなにも言ってないのに!」

まだ出会って少しだが、ロキのことは大切に思っているつもりだ。

にしてもロキさん、君シズクに撫でられて喜びすぎじゃないいですかね…


***

「よーし、レン君!一緒にフィールドでレベル上げしよう!」

しばらくシズクが満足するまでロキをもふるのを待った後、突如提案していくるシズク。

まぁ予想はしてたんだけど…

だがしかし、


「えーめんどくさい」


「いーじゃん!レン君とも遊びたい!!」


「はーわかったよ」

こうなったらシズクの言う通りにしないとしばらく拗ねる。

仕方ない、一緒に遊んでやるか。


「その代わり、1つ頼みたいことがあるんだけどいいか?ロキのこと掲示板に情報を流しておいてほしい。俺はそういうの苦手だからさ」

もう噂になっているから遅いかもしれないが、情報を流して少しでもヘイトをためないようにしておかないと。。


「レン君の為ならその程度お安い御用だよ!このシズクちゃんに任せておきなさい!

じゃ、街の外にしゅっぱーつ!」

お前何キャラなんだよ。というツッコミは胸にしまって、

俺は再び街の外に向かうことになった。


…街にいる時間短すぎないか。俺は一応文明人(つもり)だと思うんだが。。。


「ホーンラビットが3体やってくるぞ」


「じゃあ1体レン君よろしく!シーちゃん一体牽制、キーちゃんバフよろしく!」


「ん」

「はい」


俺たちはあの後さっそく草原に魔物を狩りに来ていた。

ちなみに草原はまんま始まりの草原という名前のフィールドらしい。


俺の気配察知で敵を探し、シーナが牽制、キーリアがバフ、シズクとロキがメインで攻撃という組み合わせでどんどんホーンラビットを狩っていた。既に30体は狩ったと思う。そして今も新たに俺たちの経験値になりに来た兎が3体。


「よっと」

俺は新しく手に入れた影魔法で、ホーンラビットの足を縛り、

後ろに回り込んでサクッとやる。


影魔法はまだシャドウハンドという影の手が伸びる魔法しかないが、非常に有能だった。

特に今後基本的にパーティを組むつもりのない俺にとっては。


「うーん、手ごたえがないな」

俺が1体を倒したころには、シズク達もあっさり2体を倒していた。


「そうだよね、そろそろ他の敵が出る場所まで行ってみたいね。

レン君今レベルいくつになった?」


「んー今は,,,Lv8だな。狩ってるときは気づかなかったけど、

知らないうちに結構な経験値を獲得していたみたいだ」


「私はLv9になったから、そろそろ別の場所に行ってもよさそうだね!始まりの草原の推奨レベルは5だから、私たちもうだいぶマージンあるよ!みんなどう??」


「賛成」

シーナとキーリアもLv9であり、シズクに賛同する。


「俺は別の場所に行ってもいいぞ。新しい昼寝場所を見つけたいしな」

Lv5が始まりの草原の推奨Lvだったのか。

丁度敵に手ごたえを感じなくなっていたところだったし、俺はシズクの意見に賛成する。


「じゃあLv10までLvを上げたら別の場所に行ってみよう!」

こうして俺たちは狩りを再開する。


狩りを重ねるごとに連携が取れるようになってきたからか、そう時間を有さずして俺たちは全員Lv10まで上げることができたのだった。


---------------------------------

レン / Lv10 / SP 0 / AP 28

HP 140

MP 140

STR(筋力) 28

DEF(耐久) 28

INT (知性) 28

AGI(敏捷) 40

DEX(器用) 28

LUC(運) 20


【スキル】 6/10

短剣(30/100)

気配察知(25/100)

瞑想(20/100)

隠密(45/100)

回避(30/100)

影魔法(15/100) 

-使用可能魔法-

 シャドウハンド

獣魔術(15/100)

 -獣魔(1/1)

ロキ(ステータス未閲覧)


【称号】

始まりに集いし者

影に潜むもの 

魔物と友誼を結びし者 

---------------------------------

ランキング登録の仕方がわかりませんorz

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