第22話 ミスティックゴーレム戦-終
どうもAo月です。
遅くなりましたぁぁぁぁぁぁ!
次話のイメージは浮かんでいるので、次の更新は予定通り進められるかと!
「シャドウハンド!」
シャドウハンドで相手の視覚を封じ、左右に回り込むお得意のパターンで俺とロキはミスティックゴーレムの左右から攻撃をしかける。
最後の悪あがきだからか、ミスティックゴーレムが最初より硬くなっており、ミリ単位でしかHPが減っていかない。
攻撃が緩んだタイミングでやつは俺の方に体を向け、じろりとその赤い目を向ける
「みんな気を付けろ!やつの攻撃が来るぞ!」
来る。理由はわからないが、俺の勘が告げていた。
「ロキ、やつの攻撃が終わったら最後のラッシュをかけて、やつを倒す。俺に何があっても気にせず攻撃だ。いいな」
「ウォン!!」
ロキは俺の言葉を信じ、足に力を籠める。
そして、一瞬の間、やつがかがみ消える。
「ぐっ。ロキ!!」
体の前にカオスを掲げ、やつの攻撃を防ぐも吹き飛ばされる。
「いい相棒だよ、ほんと」
俺の声に即座に反応して、ロキがやつに飛び掛かっていた。
「レンさん回復を!」
「いやいい、このまま行く!」
俺たちの反撃を見守ってくれていたシーナが声を掛けてくるが、
そのまま俺はやつに向かって走り出す。
「このまま消えろぉぉぉぉぉ!!!」
ロキと俺、牙とカオスがやつを削っていく。
攻撃を加えるとともに、やつから赤いオーラが蒸気のように噴き出す。
やつはじわりと左腕を前に突き出し、右腕を体の後ろにゆっくりと引いて力をためていた。
「間に合え!!!うぉぉぉぉ!!!」
「グルァ!!!」
それでもやつは止まらない。
後ろに引いた右手がこちらに向かって突き出されていた。
まるでスローモーションかのようにゆっくりと拳が目の前に迫ってくる。
「くそっ」
ロキを庇いながら、横っ飛びするがやつの拳は追ってくる。
(すまない…)
諦め、拳が来るのに備えるが、一向にこぶしはやって来ない。
「あ、あれ…」
やつの方を向くと拳が目の前で止まっており、腹部から剣が突き出ていた。
「もー、レン君!熱中してたみたいだから、見守ってたけど最後私がいなかったら危なかったんだからね!ごっつぁんです!」
今回はシズクに助けられたみたいだ。
こうして俺たちはミスティックゴーレムを倒した。
なお、本来倒すはずだったタタラマゴーレムはあっさりと倒したことを報告しておく。
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ユニークモンスター「ミスティックゴーレム」を討伐しました。
ユニークスキル「アクセル」を獲得しました。
称号 「ユニークモンスターを初めて討伐せし者」を獲得しました。
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