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第20話 ミスティックゴーレム戦-1

どうもAo月です。

今回のボス戦は分割です。

筆の進みが悪い(そもそも時間をさけていないのもある)のですが、ペースは守るよう頑張ります。


「キーリア!シズクの回復はどうだ!」

「もう少しです!」

ミスティックゴーレムが飛び掛かってくるのを横っ飛びで避けながら、状況を確認する。


「シーナ、あとどれぐらい行ける?」


「ん。シズクの回復まではもたせる」


「よし、ならシズクが戻ってくるまでに終わらせるぐらいでやってやろうぜ」


「ウォン!!」

ロキもどうやらやる気に溢れてるらしい。


「シャドウアロー!」

シーナの牽制に合わせ、影魔法を打ち込むもダメージはそう与えられず、ミスティックゴーレムのHPバーはあまり減らない。今まではHPバーなど気にしたことはなかったが、減らないことでいつも以上に気になっていた。


「ロキ、お前もシズクが戻るまでは遠距離で牽制だ!」

「グルァ!」

俺の指示を聞いて、すかさず前足を勢いよく振る。

ロキが前足を勢いよく振ると、斬撃の形をした何かがゴーレムに飛んで行って当たる。


実はボス戦前にグリズリーウルフを倒した時に手に入れたスキルオーブ「飛刃」をロキに使用したのだが、それが功を奏して良かった。名前の通り、斬撃などを飛ばすスキルらしい。


「ん?」

俺が魔法で攻撃した時より、ダメージが入っていた。


「物理系の方が効きやすいのか」

ミスティックゴーレムの体はのラインの赤い点滅は既に消え、青色になっていた。


俺の推測が当たっていれば、体の色が攻略の糸口になりそうだ。


じわじわと削っていくとやつの体のラインに赤みがかかってくる。


「シーナ!ロキ!やつの体のラインが真っ赤になったら最初のシズクがやられた攻撃が多分来るぞ!」


最初にやつが攻撃を仕掛けた時、直線状にシズクがいた。

恐らく体のラインが赤くなった時の行動は直線状であることが関係しているはず。


「赤くなったら俺が指示するから指示通りに動け!」


「ん」


「ウォン!」


やつの体のラインの色を警戒しつつ、遠距離から削っていく俺たち。

そしてとうとうそのタイミングが訪れた。

「やつの体のラインが赤くなったぞ!」

体のラインは赤くなり、体から蒸気が立ち昇る。


蒸気が次第に薄くなっていき、そしてなくなったそのタイミングで、


「今だ!思いっきり横に飛べ!!」

叫びながら全力で横に飛んだタイミングで、赤い閃光が体の横を通り過ぎる


シズクを攻撃した時と同じようにやつはその場で固まっていた。


「全員で攻撃を叩き込め!!」


3人で怒涛のように攻撃を叩き込む


「レン、敵のHPが残り半分になった」


「よし、ここから折り返しだな!」


半分削れたのは正直運が良かった。

しかしこのまま牽制を続けるのは、精神的にも疲労することを考えると難しい。


しかし勝利の女神は俺たちに味方してくれるらしい。

「みんなーお待たせー!シズクちゃん復帰します―!」


「やっと来たか。やつは体のラインが青い時は物理、赤い時は魔法の耐性が低くなっているはずだ。後赤いラインになった時は直線状に突進した後、しばらく動かない。俺とシーナで牽制、シズクがアタッカー、キーリアはサポート、ロキはフリーで自由に動け!」


「レン君了解!こっから第二ラウンドだ~!覚悟しろ―ミスティックゴーレム!」


いつも以上に元気なシズクをよそに、俺たちは気を引き締めるのだった。


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