表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/29

プロローグ

なろうでいろいろ読んでいたら、自分も書いてみたくなって書いてみました。

ご意見いただけると泣いて喜びます。


プロローグ


「蓮君、一緒にゲームしよ!?」

ある日曜日の朝6時、ぐっすり眠っていた俺は騒がしい声によって

安眠を邪魔された。


「...うるさいな…」

目を開けると、満面の笑みで段ボールの箱を抱えた幼馴染の雫がそこにはいた。

せっかくの休みの朝になんてことをしてくれるんだという気持ちで雫を睨み付ける。


雫はニコニコ顔で再びこう言った。

「蓮君、一緒にゲームしよ!!」


まったく…なんて日だ…


こうして俺のVRMMOが始まった。


****


「で、その段ボール箱は何?」

起こされてから30分後、ようやく意識を覚醒させた俺は、雫が待ち望んでいるであろう

質問を投げかけた。


「よくぞ、聞いてくれました!これはね、これはね、明日からサービス開始のEternal Adventure Onlineのパッケージとプレイ用のハード機だよ!蓮君にプレゼントするから一緒にしよ?ベータテストに参加したから2つもらえたの!」

満面の笑みで水を得た魚のように元気溌剌と雫は答える。


今大流行しているVRMMOというやつか。ハードもソフトも発売されると同時に瞬く間に売り切れになるはずだが、雫の家は金持ち。金持ちには関係ないということか。世知辛いぜ。


「断る。俺は寝たい。」

だがしかし、俺には関係ない。

1分1秒でも寝たい。こんなゲームなんぞやってられるか。


「えー!蓮君絶対気に入るから!公式サイトだけでも見てみて!

お願い!」

「わかったよ、見るだけだぞ。やらないからな」

「絶対蓮君はやりたくなるから大丈夫!早く見て!」


こうなった雫は俺が公式サイトを見るまで止まらないだろう。

仕方ないと思いながら公式サイトをスマホで開くとそこにはこう書かれてあった。


-----------------------------------------------------------------------------------

冒険は永遠。かつての偉人たちは様々なロマンを求めて、冒険をし、発見をしてきました。

私たちが作り上げたこのEternal Adventure Onlineも皆さんがロマンを探し求める場所でありたい。そう願っています。プレイヤーの組み合わせで何万通りもあるスキル構成、広大な世界と美しい風景の数々、様々な特徴も持つモンスター。リアルでありながら、リアルでは実現できないファンタジーを兼ね備えた世界をあなたもぜひ味わってください。

------------------------------------------------------------------------------------


文章の後にはいくつかの風景のキャプチャがあり、どれも美しくそこに行ってみたいと思わせるような場所ばかりだった。


こんな所で昼寝してみたい…

そう思っている俺がいた。


「どう?どう?」

「…なかなかにいいな」

「でしょ!蓮君もやるよね?」

「やるよ。やるために必要な準備とかがあったら教えてくれ」

「もちろん!」


こうしてまんまと幼馴染の思惑通りになるのであった。ぐぬぬ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ