表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/49

旅の準備

某携帯補助食品を食べながら思った事。

旅行中の食べ物どうしよう?

もとの世界のお菓子なんか出す訳にはいかないし。

でも、この世界の料理は本当にマズイ。

臭いを嗅いでも、見てもヤバイと思える品々だもの。

食べたら本気で死ぬ気がする

食中毒で。


そうなると本当に困るので、チートを全力で使用しようと思います。


そうと決まれば、寝る時間にはまだ早いので、夜ですがお買い物に行ってきます、!



まずはこの世界の食品店にて調味料のチェックだ!

と気合いを入れていたら、異世界だぞ!と存在感のある品がどんどん出てくる。


《塩の結晶が実る木》

《砂糖の結晶が実る木》

《卵が実る木》

《牛乳の実が実る木》

《ゼラチン質の実が実る木》

等々。

何だか異世界ファンタジーって感じ。

見本を見せてもらったけど、匂いも味も問題なかった。

調味料も。

こんなにまともな食材で何でメシマズなの?

なぜ異臭が漂うのか、真剣に議論したい。

屋台の前を通ると鼻が痛いもの。


木々は凄く高かったんだけど、今後の事を考えて、出来るだけ多くの種類を購入しました。

普通に売られている調味料も含めて。


お肉屋さんとお魚屋さんは

異次元の臭いがしたので断念。

野菜なんかもしわっしわの

ベッチャベャ。

これ、素材の問題だね。多分。

調味料で、どうにか出来るレベルを超えてるもの。

取り敢えず、この世界での一般的な品物も見て回って、物価も確認。


拡張鞄は高級品でした。

この世界の拡張鞄は無限でもないし、時間も止まらない。

なので、隠しながら使っていく方向で。


回復薬も馬鹿高い!

冒険者が多くて需要があるからなんだろうけど、高かった。

なので、回復薬を作りながら生活すれば、悠々自適に生きられると思う。


そんな風に考えつつ、宿に戻って来ました。


さてさてここからはチートのオンパレードでございます。


まず、宿屋の裏手に行って土がある端の方に陣取る。

周りに幻覚と結界魔法をかけて、持ってきた種や苗を植えて、一気に育てて栽培、風魔法で収穫。これをひたすら繰り返す。

買ってきた牛乳や卵の木も同じく繰り返す。


んで、大量に出来た作物や卵やら牛乳やら砂糖なんかを全て

買ってきた蓋付きの瓶や大きな箱や小さな箱やらに入れていく。

漏れるものや湿気るものは瓶に入れて保存。

卵は5個づつ布で包んでおく。

そして、私お手製の《冷蔵・時間停止の拡張鞄》へ入れる。

買ってきた鞄を私のチートで特殊鞄にしたのです。

凄いね。チート。



更には

酵母は果物を瓶に入れて時間を進めて作り、チーズは神様からレンネットまで渡されてたので、完全に自分の知識をフル活動させての作品です。

上手く出来て良かった。本当に。

【お前はチーズだ!チーズなんだ!】

って念じたのが一番大きい気がする。


あ、出来た。

レンネット無くても出来たわ。

牛乳を手に持って、【お前はチーズだ!チーズなんだ!】と念じながら時間を早送り。

チーズの完成です。


なんだかなぁー。

あの苦労の時間は何だったんだろう?

この方法で行けば、鰹節とか、ワインやお酒なんかの熟成物も上手く出来そうだなぁ。


と思いついてしまったので、早速実験。

葡萄を育てて、熟成。

お米を育てて、熟成。

大豆を育てて、熟成。


ワインに清酒、味噌と醤油になりました。

勿論、【お前は○○だ!○○なんだ!】と強く念じるのは必須です。


凄いねチート。

素晴らしいね。チート。


全てをそれぞれの冷蔵鞄や拡張鞄にしまって、最後にその全ての鞄をおじいちゃん神様から貰った鞄に入れる。


これで良し。

明日からの長旅も安心して行ける。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ