ルシフェルス選手、デッドボール!
ーーー数か月後・・・
やっほー、最近天災級をテイムしまくってる山田です。
最近人とあってないからコミュ障になってきてるな。
・・・ボッチって以外に辛いのね。
「クゥーン?」
「あ、いや何でもないよ、カナリア。」
まあ、カナリア達を相手に話してるから大丈夫だろう。
『あ、いたいた!
勇者 山田 震太郎!
君に聞きたいことがある。』
・・・ヤバイな、俺、幻聴が聞こえるようになってきた。
『無視かい?
・・・!
あ、そっか。
姿を表さないと警戒するよね。
ごめんなさい。僕の配慮が足りなかったようだ。
今そこに化現化するから、少し待ってね。』
そう言うと同時に、空が曇り、どしゃ降りが降り、雷が俺の前に落ちてきた。
そして、どしゃ降りが突然止み、雷が落ちたところには羽根が生えている少年がたっていた。
『こんにちは、山田 震太郎。
僕は転生管理長を司る神、ルシフェルスです。
この度あなたに聞きたいことがありまして、お伺いさせていただきました。
あ、これ。
つまらないものですが・・・』スッ
そう言って紙袋を差し出してくるルシフェルス。
それに、山田の答えは、
「・・・あ、ありがとう。
そして突っ込もうか、聞きたいことがあるなら聞いてくれて構わないよ?
でもさ、あの登場の仕方はどうにか出来なかったかな?
あと、粗品を渡す前に服を乾かしてくれた方がありがたい。」
『す、すいません。
これでも最低限規模を落としての化現化なんです。
あ、あと。
skill クリーン発動。
はい、乾きました。』
「これで、最低限ね。
まあ、いいか。
で?神様は何を俺に聞きに来たんだ?」
『では、あなたは天災級をテイムしまくってますが、何をしたいんですか?』
「簡単だ、動物と仲良くなるためだ!」
と震太郎がいうと
「クーン、クーン」
ダークネスウルフが甘えるように鳴く
「シュルルルル」
全長がわからない位長くてデカイ蛇も頭を山田に甘えるように擦り付け、
「ガー!ガー!」
鴉のような小さい鳥も山田の肩に止まり、ルシフェルスから主を守るようにして鳴き、
「ニャォーン」
額に虹色に光る宝石を着けた猫が鴉のような鳥の反対側の肩に乗り、山田に頬擦りして、
「クルルルル」
最後に水色のフェニックスがルシフェルスを睨みながらも嬉しそうに鳴く
それをみて、ルシフェルスはめを細めて聞く
『・・・ふざけてますか?』
「いや、いたって真面目だ。
前の世界の俺は動物に嫌われたからな。
だから動物好きの俺にとってテイムは夢のようなものなのさ!」
『わかりました。
では次の質問です。
なぜ野球道具一式を作れる力を求めたのですか?』
「これも簡単だ、この世界に野球の楽しさを教えたいからだ。」
『どうやら、本当にそのようですね。 では、次の質問です。
貴方は、私達に牙を向きますか?』
「答えは、わからん。
俺の楽しみや野球の事をバカにしたり、邪魔するやつはお前やその仲間でも、どんな奴でもコロス。」
ゾッ!
震太郎の空気が変わった。
ルシフェルスはとっさに周りを見るも彼にテイムされている魔物達は平然としているところを見ると、どうやらルシフェルス一人にこの空気が向いているようだ。
『ッ!・・・わ、わかりました。
で、では最後です。
×ンド×。
何て言ってるかわかりますか?』
空気を変えるために質問すると、
「×ンド×としか聞こえないよ。」
『!』
さらにルシフェルスの顔色が悪くなる。
『そうですか。
では、これを持っていてください。
もし、私のような姿をした輩が襲ってきたときは、これを見せたら襲ってこなくなります。
・・・もし襲ってきたら、誠に遺憾ではありますが震太郎さんの好きなようにしてもらって構いません。
では。』
そう言ってルシフェルスは光の粒子になり、消えていった。
「・・・ステータス」
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名前 山田 震太郎
職業 勇者・野球王・目覚め始めた化物・テイマー
性別 男
歳 17
生命力 790000/840000
魔力 0
筋力 78億
知力 92億
耐久力 81億
速さ 98億
skill
・バット製造
・ボール製造
・ホームラン
・盗塁
・鑑定
・アイテムボックス
・×ンド×
・テイム
・×ンド×の威圧
・テイムオーバー
称号
・野球バカ
・モブ
・最弱勇者
・最強で最凶な人
・目覚めた者
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「あれ?
あれれれ?
なんか増えてる!
てか、最弱なのに最強で最凶ってなんだよ!
化物ってひどくない?
俺ってノーマルだよ?
humanだよ?
monsterではないよ!」
どうやら、ルシフェルスによって彼は新たな力が目覚めた。
しかし、その力が善となるのか悪となるのかは、神でも予想できない。
次回、増えたskill説明です。
次回も二日後に投稿します。