試合前の最終練習!
息抜き感覚で書こうと思ってるので、のんびり読んでくれるとありがたいです。
おーっす!
僕は、山田 震太郎!
野球をこよなく愛する、帰宅部の男で、将来は野球の無い国に行って野球を教えることが夢だ!
因みに好きな球団は、阪鎧タイガローだ!
タイガローの永遠のライバル球団の巨体ジャックも好きだぜ!
さて、そんな僕ですが、いま何処にいるかと言いますと、
「あのさー、山田君聞いてるかなー?早く特典を決めてくれないかなー」
はい、変な女の人に何か特典を決めてくれと迫られてます。
と言うことでどうしてこうなったかをこの女の人をスルーしながら思い出す事にしました。
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とある学校の昼休みー
「お、今日は遂にタイガローVSジャックの最終決戦か!」
と言うモブのモブのような男が、新聞を読みながら嬉しそうに声をあげる。
このモブのモブのような男こそ、僕だ。
僕は、このモブのモブのような容姿のせいでボッチである!
まあ、別の理由もあるんだけどね。
「おや、山田君ではないか。」
・・・どうやら元凶が来たようだ。
「やあ、神坂君。
今夜はタイガローVSジャックの最終決戦だよ。」
「ああ、まぁもちろん巨体ジャックが勝つだろうけどね。」
「そうか?
去年は延長14回でタイガローがサヨナラホームラン打って負けたけどね。」
「グッ!
やっぱり君は敵だよ!」
・・・はい、僕のボッチ力を高めてくれている、神坂 龍君です。
容姿とかは何処のイケメン?ってくらいで僕のこととあること以外では正義感MAXで、無意識にハーレム作ってる
どこぞの鈍感王道の主人公のような方です。
まぁ、わかってると思うが彼は、巨体ジャックの大ファンで、僕の好きな阪鎧タイガローを目の敵にしている方です。
・・・もうめんどくさい。
え?なんでそんなことで何でボッチになるかって?
決まってるじゃん、女子だよ。
神坂君の敵=私達の敵
だそうで、男子も女子に嫌われたくない一心で僕から離れていくんだ。
最近なんて、幼稚園の頃からの親友にも裏切られましたがなにか?
「・・・山田君!
聞いていたかい?
いま僕がジャックについて語っているんだ。
いいかい、巨体ジャックはね・・・」
と神坂君がジャックの良いところを延々といってるときにそれは起こった。
「・・・だから、タイガローよりもジャックの方が、ってなんだ!」
「ん?
どうしたんだい?
神坂君。」
「いやいやいや、下見ようよ、山田君!」
「下?
何か凄い光ってるね。」
「いや、普通そんな・・・」
と、神坂君がなにかを言ってた時に視界が光に包まれて、気がついたら目の前に女性がいて、
「貴方が異世界に呼ばれた勇者の内の一人ですね?
特典を差し上げますので、どんな特典が良いか仰ってください。」
と言われた。
そして冒頭に戻る。
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「あの、山田さん?」
どうやら、思い出してただけで相当時間を取ってたみたいだ。
「あ、すいますん。
特典は、野球道具一式を作れる力で!」
「はい?」
・・・目の前の女性に何言ってんのこの人って目をされた。
何故に?
「えっと、本当にそんなのでいいんですか?」
「そんなの?
いまそんなのつったか?」
目の前の女性はその瞬間なぜか後悔した。
(な、何よこの子、なぜ女神である私がこんな子に怯えているの?)
女性は、顔を青くし、冷や汗がで始めた。
(もういい、さっさとこいつを特典を着けて送ろう。)
すぐさま、特典を確認せずに野球関連のものを見繕い、彼に付与して、強制的に転移させた。
・・・後に彼女は後悔する。
「この時ちゃんと特典を確認しておけばよかった・・・」っと。
そして、彼は異世界に降り立つ。
最高の野球王と呼ばれるものとして、そして、『××××』として
どうでしたかね?