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真理の探求者  作者: 大神
16/22

第十三話 更なる仲間

さて。アリシア王女と出会った俺は、

彼女と雑談をしながら本を読んでいた。

本を読み、資料をまとめ、彼女と会話する、

というのを同時にこなしている事に驚いていたが、

マルチタスクは現代日本の研究者にとって必須スキルだ。

何せ時間が足らないから色んな事を一辺にこなさないといけない。

俺の場合小さい頃から必死に勉強をしていたため、慣れているというのもある。


ちなみに、リア、レイア、アリシア、クレイアなど、

この世界の地名人名に〜iaというのが多いのは、

この世界の名がガルデ"ィア"であり、

御伽噺としてよく語られる勇者の名前も、クラウデ"ィア"という名だったため、

それにあやかって〜iaと名づける事が多いかららしい。

閑話休題。


「まあ、それでは、魔法の研究のために、旅を?」


相変わらずのゆったりのんびりとしたテンポで話す彼女。

個人的にこのテンポは割りと好きだ。おっとりした女性もいいな。

いや、一番はリアだ。うん。多分。


とと、女性と話している時に他の女性の事を考えるのは失礼か。

今彼女に話していたのは俺の旅の目的。

流石に神だの真理だのという部分は話していないが。


「魔法だけではありませんがね。自分では、探求者と名乗っています」


にこやかな表情のアリシア王女に対し、俺もにこやかに話す。

穏やかな物腰なので話していて安心出来るな。


探求者と名乗っているのは、世間一般的に考える冒険者では無いし、

ただの旅人というには目的が壮大だ。

俺の性格的にも、この呼び方がしっくり来ると思う。

探し、求める者。それは真理か、あるいは己の生きる意味か。

それっぽく言ってみたが正直恥ずかしい。口に出さんでよかった。


「成る程、それでこんなに沢山の本を…少し見せて頂いても?」


特に断る理由も無いのでいいですよ、と答えたのだが。

彼女が手に取ったのは、よりにもよって最悪の一冊。

所謂、大人の本、というやつだった。


「…まあ////」


少し驚いた表情で顔を赤くして固まるアリシア王女。

しまった、さっき本の山を移動させた時に一番取りやすい位置に来ていた…

もう少し注意して動かせばよかった。

やはり慣れない事はする物ではない。


などと考えながら、

慌てて彼女の手から本を回収して弁解する。

この国の文化を調べるための資料であり、そういう目的で読んでいたのではない、と。

他の本の山と、今までの話でなんとか理解はしてもらえたようで、ほっとする。

しかし微妙な空気になってしまったので、さっさと話題を変える事に。


「そういえば、アリシア様も本を読みに?」


少し強引ではあったが話題を逸らすと、

彼女もニッコリとした笑顔に戻って答えてくれる。

…まだ少し顔が赤いが。


レイアが当面の活動資金を稼ぐために、ギルドで働いているらしい。

アリシアは身分もあり、激しい運動も得意ではないので、

図書館でゆっくりと本を読む事にしたんだそうだ。


「…王女様、なんですよね?」


一瞬、家出でもしているのか?

と失礼な考えが浮かんだが、勿論そうでは無いらしく。

彼女らは現在お忍びで世界を巡る旅をしているらしい。

今日でようやく三ヶ月目だそうだ。

三ヶ月と少し前がアリシア王女の18歳の誕生日であり、この世界の成人は大体18歳。

長寿の種族も多々居るので、人間年齢に換算して、であるが。

つまり、成人を期に見聞を広めるための旅に出よ、という事らしい。

ちなみに、各国を回っての婿探しも含まれているそうだ。


「まだ、殿方と婚姻を結ぶ気は、無いのですけれど」


彼女の父は娘に甘く、

政略結婚とかをさせる気はさらさら無いのが安心だそうな。

旅には王族としてのパイプを作る、という意味もあるんだろう。


このアルク王国には女性にも王位継承権がある。

しかし、彼女には兄が居る。つまり、彼女が王位を継ぐ事は無い。

昔から王位継承権の無い王族には旅をさせて、見聞を広めさせていたそうだ。

成る程、高性能なブローチを作る技術も、

昔からこうしてお忍びで旅をしていたなら頷ける。

ちなみに先ほどのブローチ、母の形見らしい。

…形見っての多いな。

てか俺みたいなのが手を加えてよかったんだろうか?


「ええ、あなたのような方に、直していただけたのは、幸いでした」


母も、あなたのような方なら、喜びます。との事。

「汚らしい手で触るな下郎!」みたいな反応じゃなくて良かった。

いや、この人の性格でそれは無いだろうけどさ。

というか、俺ってやけに気に入られやすい気がする。

…あ、気に入られる才、とかカリスマの才、とかも伸びてるのか。納得。


…自力で掴んだ物が何一つねえ…


「そろそろ、南方か東方へ行こうかと、

 思っていたのですが、資金が、心もとなく、なりまして」


金銭感覚を養うために、必要以上の資金は持たせないらしい。

彼女の父は思いやり予算クラスの額を渡そうとしていたらしいが、

流石に周りが止めたそうだ。

…王様、あなた娘に甘すぎるでしょう。


勿論、危なくなれば王女権限でギルドから資金を借りたり出来るそうだが、

流石にそれでは意味が無い。

南方か東方への護衛依頼でいいものが見つかるまでは、

レイアが頑張って稼いでいるらしい。

流石に護衛兼輸送の依頼を出す程の余裕はまだ無いそうだ。

当初はアリシア王女も手伝おうとしたのだが、レイアが止めたらしい。


「見聞を広めるため、とはいえ、王女にそのような事は、させられない、と」


まあそれもそうだろう。

いくら何でも王女を働かせる訳にはいかんだろう。

特に専属騎士としては。

というか、この時期に俺が来たのって…神の采配なんだろうなあ。

という事は何か?関われと?いや、俺の自由なんだろうけど…

ふむ。護衛依頼、か…

あいつらが稼いできてくれれば…あるいは。

いや、待てよ?相手は王女なんだし、その護衛を受け持つ、というのもありか。


「護衛依頼でしたら、格安で請け負いますよ?」


にこやかに、変に警戒されないように提案する。

王女とのパイプ作りと、街での情報収集。

上手く行けば異国へも行ける。

大規模な旅になるが、メリットは大きい。

それに、彼女らと一緒に行けば更に旅が充実する、そんな予感がする。


彼女は俺の言葉の意味を理解したのか、

とても嬉しそうな顔で、よろしくお願いします、と言って来た。

いや、まだ色々相談とかしないといけないんだが。

あまりにもあっさりと了承されたので、拍子抜けしてしまう。

その上、仲間同士で堅苦しい敬語は使わなくていいとまで言われた。

それでいいのか、王族。



………………


…………


……


―中央公園・噴水広場―


「ユウ、お主が女好きだというのはよ〜〜〜く分かったのじゃ」


拗ねた表情でそんな事をのたまうリア。

いや、俺は色んなメリットデメリットを計算した上でだな?


「兄ちゃん、男の言い訳は見苦しいぜ。

 こういう場合は問答無用で男が悪いと相場が決まってんだ」


「あの、ご都合が悪ければ無理にとは…」


いや、バルドさん?そんな達観したような表情で言われましても…

ああ、レイア、別にそういうわけじゃない。

わけじゃないからアリシアもちょっと寂しそうな顔しないで!


うん、いや、でもリアが頑張ってる時に他の女性と話していたのは事実だし、

帰ってきたらその女性の護衛依頼を受けたい、

って言われたら怒りもする…よな。うん。

俺が逆の立場なら拗ねるかも知れん。

うん、今回は確かに俺が悪い。

だが、ただ謝って解決、というのは虫が良すぎるし…


………思考する事5秒。


「リア、本当にごめん。俺が悪かった。

 でもさ、色々計算して出した結論なのも事実なんだよ」


他の連中に聞こえないように魔法で音を遮断し、

リアだけに聞こえるように語り掛ける。

しかし、俺の謝罪を聞いても拗ねた表情は戻らない。

こういう時は、相手が怒りより優先するぐらい嬉しい事を提案すればいい。

…と、思う。多分。


「お詫びにさ、今度二人きりでデートしよう」


俺の言葉にリアがピクッと反応し、

デート?二人きりで?と聞いてくる。

よし、かかった。


「そ。デート。リアに付き合うからさ。…一日中リアの事だけ考えるよ」


俺の言葉に、

そ、そうか…一日中わらわの事を…デート…

と呟きながら夢見る少女モードに入るリア。

やばい、可愛い。

よし、これでトドメ。


「うん。だからさ、今日は二人に協力させてくれないか?」


リアの頭を抱いて髪を梳くように撫でてやると、

うっとりした目で顔を摺り寄せながら、

し、しかたないのう。…約束じゃぞ?

と呟いて顔をほんのり赤く染める。

やばい、この場でお持ち帰りしたくなってきた。


崩れかける理性を必死で繋ぎ止め、

ああ、約束だ。

と囁いて、魔法を解く。

了承してくれた事を三人に話したが、なんか微妙な顔をされた。

なぜに?


「いや、えらく嬢ちゃんの機嫌がいいからな?兄ちゃん、何言ったんだ?」


今後の参考に、とか言いながら聞いてくるおっさん。

いや、あんた40超えて参考もくそも無いでしょうに。

こんな状況になる予定あるのかよ。元気だなあおい。

俺なら40超えたらもう落ち着きたいが。

…あ、俺不老だった。


「リアと俺だけの秘密です。な?リア」


そう言って一撫ですると、

「秘密…///」と嬉しそうに呟きながら擦り寄ってくる。

正直理性がやばいです。

けどこれでなんとかなったな。


おっさんが末恐ろしい奴だ…とか言ってるが気にしない。

周囲から羨ましそうな視線を感じるが気にしない。

何故かアリシアからも感じるが気にしないったら気にしない。


「ユウ〜♪///」


正直気にしてる余裕無いです。

…俺数日中に襲ってしまうかもしらん。




………………


…………


……




再び暴走する欲望をなんとか諌め、

打ち合わせを行う。

俺達も活動資金が沢山あるわけじゃ無いし、

彼女らもまだまだ足りないそうだ。女性の二人旅は何かと物入りなんだろう。

で、俺達の宿泊日数が残っている事もあり、

最低でもあと10日前後はここにとどまる事となった。

彼女らもそこまで急ぐ旅では無いらしく、

事実、主要五ヶ国を回るのに数年かかった前例もあるらしい。

そんなわけで俺とアリシアは図書館。

他の三人は資金調達。


ちなみにおっさんとリアは既に1万リラ貯まっているらしい。

たった二日で10万円稼いだのだ。…凄い。

ちなみに前回の盗賊狩りとここ二日の活動のおかげで、

リアのランクはEに昇格したらしい。おっさんはDのまま。

Fはまともな依頼をこなせば大概なれるらしいので、

実質1ランクアップだそうだ。

俺も前回の盗賊狩りに参加していたのでFランク。

さすがに一回依頼をこなした程度ではEにはなれない。

例え上位ランクの依頼をこなしても、

評価に値する実績が貯まらなければ昇格は出来ないのだ。


暫く共に行動するので、レイアもアリシアもギルドでパーティー登録をした。

彼女らの宿が丁度今日で期限切れ

(大概の宿は一回で予約出来る最長滞在期間が決まっている)らしく、

俺達の取っている宿に移ることになった。

普通の旅人向けの宿でいいのだろうかと思ったが、

社会勉強で旅をしているので、余程でなければいいんだとか。


ついでに、俺達(厳密には俺)の旅の目的も伝えておく事にする。

流石に神を目指しているとかいう話を王族にすると、

色々とゴタゴタに巻き込まれないかと心配になったが、

二人を信用して話す事にした。

まあどうなったとしても、二人のせいで、という事は無いだろうし。


流石に突拍子も無い話だったので半信半疑だったようだが、

手帳、リアを連れている事、俺の異常才能、

そしてリアとバルドのおっさんが信じている事から、

二人も信じてくれた。

というか、かなりあっさり信じたアリシア王女に倣う形でレイアが折れた、

と言った方がいいかも知れない。


なぜそうも簡単に信じられるのか、と聞いてみると、


「ユウさんの、人柄を見て、信じられる、と思ったんです」


それに、これでも王女、ですから。人を見る目は、あるつもりですよ?

と語る彼女の言葉には、迷いが無かった。

まあ、王族なら相手の虚偽を見抜くスキルも必要だろうから、

そういったものもあるとは思うんだが…

一番驚いたのは、


「それに、私って、割と勘がいいんですよ」


というお言葉。

いや、勘てあーた。

…と、そこまで考えてふと思いついた。

もしかして、そういうスキルを持っているのでは無いか、と。

俺の悪運Aみたいに。

そう思い、二人に手帳への登録を提案する。

二人はすぐに了承してくれ、その場で登録を済ませた。

そう言えば、おっさんの能力もよく見てなかったな。見てみよう。


…ってお前ら全員で覗き込むな!顔近い!

いや、リアはまあいいけどアリシアとレイアは心臓に悪い…

おっさんはくんな!そのヒゲ絶対痛いから!





バルド・セガール


年齢:46歳


ギルドランク:D

パーティーランク:C


HP2890/2890

MP872/872


筋力A-

耐久力B+

知力D-

魔法力F+

機動力D

運気E


総合攻撃力A++

総合防御力A-

総合魔法攻撃力F

総合魔法防御力D

総合回避力D



―ペラッ―



携行所持品


・傷薬(中回復)

・解毒薬(万能)


装備品


武器類

・ユウの斧

・形見の斧


・無し


・無し


・冒険者のローブ

・冒険者の旅服(上)

・鋼鉄のプレート


・鋼鉄の篭手


・冒険者の旅服(下)

・鋼鉄のスネ当て

・冒険者のブーツ



―ペラッ―



能力

・怪力A

・成長率低

・生活技能E

・斧術A-

・武術知識D

・武器知識D

・冒険者知識C

など


―ペラッ―



才能

・力の才AA

・斧の才A

・盗賊の才F

など。



…なんというかこれは。

つーか何でこんなに強いのにあんな雑魚盗賊にやられたんだよ…


「落とし穴落とされて、よってたかって魔法撃たれた」


それは…ご愁傷様。

運が低いな…これのせいで盗賊に…いや、気にしてもしょうがない。

成長率低はまあ年だしなあ。しょうがない。

あと、盗賊の才Fって。

いや、まあ、分からんでも無いが低すぎないか?

…根がいい人なんだと思う事にしよう。うん、そうしよう。


さて、レイアだ。




レイア・ローレンス


年齢:19歳


ギルドランク:C

パーティーランク:C


HP1670/1670

MP1540/1540


筋力C-

耐久力D

知力D+

魔法力D+

機動力C++

運気D+


総合攻撃力C+

総合防御力D++

総合魔法攻撃力D+

総合魔法防御力D

総合回避力C++



―ペラッ―



携行所持品


・傷薬(小回復)

・解毒薬(万能)


装備品


武器類

・専属騎士の剣


・ヘアーゴム


・無し


・冒険者のローブ

・冒険者の旅服(上)

・近衛騎士のプレート


・近衛騎士の篭手


・冒険者の旅服(下)

・近衛騎士のスネ当て

・冒険者のブーツ



―ペラッ―



能力

・剣術C

・高機動戦闘C+

・騎士の魂

・魔法剣D+

・状況判断C

・戦術構築C

・生活技能D

・魔法知識D-

・武術知識C+

・武器知識D

・冒険者知識D

など


―ペラッ―



才能

・剣の才AAA+

・騎士の才AAA

・高機動戦闘の才AAA+

・魔法剣の才AA

・冒険者の才C

など。




………強っ!?

いや、リアやおっさんみたいに目を見張るような能力は無いが、

才能がえぐいなおい!?

魔法剣…剣に魔法をかけたり、魔法で剣を作ったり、

魔法で身体強化したり、魔法と剣を併せて使う技能。

魔法と剣両方の才が要るし、

魔法を使いながら近接戦をこなさなきゃいけないから並みの事じゃない。

その上高機動戦闘?おいおい、魔法剣使って高機動戦闘ってどんな天才だ。


「む、そ、そうか?…ありがとう。それに、何だな。騎士の才能があるのは…嬉しいな」


レイアに思った事を素直に口にすると、

顔を赤くして照れていた。

何より、騎士の才能がある、しかも天才だって分かって嬉しかったようだ。

まあそうでもなきゃ18やそこらで姫様の専属騎士なんて出来ないわな。

しかし世界に50人以下の逸材といきなり遭遇…

神よ、わざとだな?わざとだろう。

出会いSは伊達じゃ無いな…


騎士の魂ってのは、どうやら誰かを守る時に限界以上の力を出せるって事らしい。

レイアに聞いてみたら、そうかも知れない、と言っていた。

アリシアは身に覚えがあるそうだ。

流石天才騎士。


で、次にアリシア。多分運が凄い事に…




アリシア・インフィネス


ギルドランク:F

パーティーランク:C


HP1160/1160

MP2280/2280


筋力F

耐久力F

知力C+

魔法力B++

機動力E+

運気S+++


総合攻撃力F

総合防御力F+

総合魔法攻撃力B

総合魔法防御力A++

総合回避力C++



―ペラッ―



携行所持品


・傷薬(小回復)

・解毒薬(万能)


装備品


武器類

・精霊術師の杖


・髪飾り


・月のイヤリング


・冒険者のローブ

・お忍びの旅服(上)

・形見のブローチ


・アルク王家の指輪


・お忍びの旅服(下)

・お忍びの革靴



―ペラッ―



能力

・王家の魔力

・超幸運S

・直感S

・感受性A

・アルク王家契約精霊の加護(水)

・精霊術の知識B

・フルバック

・画伯

など


―ペラッ―


才能

・精霊術の才S

・魔力の才AAA

など。





…魔力と運と勘自重しろ!?

いや、なにこのスペック。王家の魔力のおかげで元々魔力が多いし、才能もある。

その上指輪の効果で消費が押さえられ、杖で効果増幅…

更に英才教育のおかげで精霊術の知識もある。

フルバックとは、安全な後方からのサポートにおいて、高い能力を誇るという意味。

さっきのレイアの騎士の魂と似たようなものだ。

…これ、回復とサポートさせたら右に出る者居ないな。

精霊術の回復魔法をポンポン使って広範囲を軽く全快…反則だなおい。


そしてさっき言っていた勘だが…

直感Sのおかげで選んだものは大概正解。

しかも超幸運Sを足した能力値運S+++で絶対に悪い方向に行かない…

そりゃあ俺達の事も信用出来るよなあ。

運がいいから微妙に回避能力高いし。

その上感受性豊かだし。精霊術師にとっても高い感受性は武器になる。


…で、だ。画伯って何?

あれ、だよな、いい方の、意味、だよ、な…?


「………」


期待を込めて送られたレイアへの視線。

その返答は、首を横に振るというくそ分かり易いものだった。


「まあ、凄いですね〜」


いや、あなたの事だから。


とりあえず決めた事が一つ。

今度絵を描かせてみよう。



こうして俺は、頼もしい仲間を二人も手に入れた。

流石に出会いSとはいえ、新しい仲間はそろそろ打ち止めだとは思うが、

これから行く先々でも色んな出会いや別れがあるんだろう。

とりあえず今は、個性的で頼もしい仲間が手に入った事を喜ぼう。


俺達の旅路は、これからもどんどん賑やかになりそうだ。




探求者は、更なる仲間を手に入れる。






という訳でデートフラグやアリシアフラグを建てていく主人公。

今後も片っ端から色んなフラグを建てさせようと思います。

まあ、基本的には主人公とリアのラブラブルートのつもりですが。

ハーレムはもう一本の作品の方でお腹一杯です。


かなりすっ飛ばした速度で仲間が増えてますが、

ゲームとかだと最初から4、5人パーティって結構多かったり。

という訳で気にせずサクサク行きますよ。


それでは、また次回。

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