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異世界転生した俺は精霊に愛されすぎて、静かに村を育てます  作者: 月灯り庵


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19/26

円卓に集まっただけなのに

自然発生の村議会回です。

新しくなった家の中央には、大きな丸い机が置かれていた。


エルフたちが余った木材を曲げ、自然に編み上げたものだ。


「なんで丸いんだ?」


俺が聞くと、エリシアがさらりと答える。


「角がない方が揉めにくい」


なるほど。


理屈が妙に平和的だ。


その日、なんとなく皆がそこに集まっていた。


俺。


ルナ(少女形態)。


レイナ。


エリシアを含むエルフ六人。


丸い土精霊は机の上。


芽吹き精霊は椅子の脚をよじ登っている。


「水路、もう少し東へ伸ばせる」


エルフの一人が言う。


「畑、三列増やせる」


レイナが短く補足する。


ルナが腕を組む。


「保存庫も必要ね」


俺は机を見回す。


「……これ、会議か?」


沈黙。


そしてエルフの一人がくすっと笑う。


「村議会、というやつでは?」


「勝手に始まってるな」


「自然が一番」


エリシアが頷く。


誰が上とか下とかない。


ただ、意見が出て、整っていく。


丸い土精霊がぺちぺち机を叩く。


芽吹き精霊がころころ転がる。


「畑は広げる。でも森は削らない」


俺が言う。


エリシアが頷く。


「共生」


レイナが言う。


「守る」


ルナが少し微笑む。


「いい村ね」


その言葉に、みんなが少しだけ嬉しそうな顔をした。


議長はいない。


でも、なぜか視線は自然に俺へ向く。


「決まり?」


ルナが聞く。


「決まり」


俺は頷いた。


こうして、特に宣言もなく――


村議会は誕生した。

次回は役割分担と、村の“ゆるいルール”が生まれます。

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