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この連載作品は未完結のまま約4ヶ月以上の間、更新されていません。

そこはエデンかバビロンか~200年後のユートピアで人間標本は何を思う~

作者:棘終うに
人類が築いた理想郷エデン――遺伝子編集技術とブレイン・インプラント、AI管理で疾病や犯罪をほぼ克服し、「完璧な世界」として讃えられている。しかし、その“美しい”社会の一方で、親の趣味やビジネスの都合で極端に改変された子どもたちが苦悩を抱え、外界バビロンとの国交は長年断絶したままだ。

そんなエデンでデザイナーベビーとして人工子宮オルガノイドから誕生したアキテルは、理想的な肉体を持ち、「人間標本」と呼ばれる研究対象にされていた。しかし、彼は周囲から“世界一の幸せ者”とうらやましがられながらも、天才的頭脳を誇るクラスメイト、ダリウスをきっかけに、胸の奥で常に“何か足りない”と感じ始める。

エデン政府内では、極端な遺伝子編集を禁じる“保護派”と「科学の進歩こそエデンの使命」と主張する“革新派”が激しく対立。ふたりはやがて調査団や親の政治的思惑を巡る騒動に巻き込まれながら、閉ざされたエデンから、外界バビロンへ踏み出そうとする。

そこで待ち受けているのは、エデンが無視してきた混沌そのものである文化、宗教――。そこでアキテルとダリウスは、文明バビロン最大の"魔法"商会の箱入り娘である少女、セミラミスと出会い、冒険を始める。

十年後、セミラミスはバビロンに見切りをつけ、エデンに移住する。しかし、エデンはかつてない政変に巻き込まれ、雲行きはあやしくなってゆく。

そして、ダリウスの死によって世界の行方は大きく揺らぎ始める。果たして、人類は“管理された幸福”の先に何を望むのか? 失われた文明との再会は、アキテルたちにどんな“生き方”を示すのか?

現役研究者が贈る、ちょっぴり社会派な、科学×冒険×青春群像劇。
遺伝子編集やブレイン・インターフェース、AIを突き詰めた社会で、魂の在り処を問うSFファンタジーが今、幕を開ける。
あなたの“理想”は、本当にあなたが求めたものだろうか――?
序章 猫の日
2025/02/09 12:00
1-3 悪だくみ
2025/02/11 00:00
1-4 父親と息子
2025/02/11 12:00
2-1 多様なクラスメイト
2025/02/12 00:00
2-2 ホームルーム
2025/02/12 12:00
2-3 ミオ-MEOW-という少女
2025/02/13 00:00
2-5 正反対
2025/02/14 12:00
2-6 嗤う賢者に愚者ありき
2025/02/21 14:16
2-7 人工知能ψ(PSI)
2025/04/02 10:43
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