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もういいかい

作者: あや

私には幼稚園からずっと一緒の優那という、幼なじみがいる。かわいくて、優しくて、皆から人気者の彼女はいつも私と一緒にいてくれた。どんな時でも


大学は別々の道に進み、就職した。少しずつ合う頻度が少なくなり、最後にあったのは3年も前だ。そんなある日、優那の母から電話があった。「優那と連絡がつかない。何か知らないか。」と。急に目の前が真っ暗になった。今まで目の前にあった光がプツンと切れたようだった。

詳しく話を聞いたところ、2か月ほど前から様子はおかしかったらしい。先週、1か月前にも電話をかけると仕事がうまくいっていないらしかった。


私の覚えている限りでは、優那はこれまで大きな失敗を経験していなかった。それに、自分の気持ちと折り合いを付けるのが小さな頃から上手だった。それに比べて私は要領が悪く、自分の気持ちとも折り合いを付けるのが下手だった。そうすると私は決まって狭いところに隠れて泣いていた。でも、優那はいつも、どこにいても私を探してくれた。かくれんぼの鬼の時のように。日の当たる場所に引っ張っていってくれた。


だから、今度は私が見つけてあげる。あなたがそうしてくれたように。


よぅし、もういいかい!

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