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問題

今回は会話だけの回です

読みづらかったらすいません。頑張って改善していきます

「どうするんだこれ。俺たちが狙われてるんだろ」



「でもおかしいですね、彼の言うことが正しければ、依頼主は私たちの事を知っていて、D級と嘘をつき、弱い冒険者を送ってきた」



「確かにおかしいわね、本気で殺す気なら最低でもA級冒険者が必要だと思うのだけど」



 まあ、なんでかは知らないが俺たちは狙われていて、なんでかは知らないがこの冒険者に嘘をついていた。んー、全く分からん。


「おいあんた、ランクは? どこのギルドの人間だ?」



「あ、俺はC級の冒険者だ。お前らと戦ったやつらは、全員D級だ。俺たちはこの街のギルドに所属してる」



「情報どうも」


 これは、一度ここのギルドに聞く必要がありそうだな。冒険者に、それも依頼で殺されかけたとなると、問題だ。しかもこっちは1人殺してるんだ、尚更だな。



「そういえば、なんで依頼した人間は私たちがここに来るって分かったのかしら」



 それもそうだな。疑問に感じてなかったが、どうやって俺たちの依頼の情報を掴んだんだ。



「これ、私たちじゃなくてキース様が狙われてる。とかはありえませんか? この人たちは時間稼ぎで。本気で私たちを殺す気なら、もっと上のランクの冒険者や暗殺者が来ないとおかしいはず」



「とりあえず、キースが居るか確認すれば良いだろ。そこの建物だよな?」



「入ってみましょう、キースが居るなら問題ないわ」



 ガチャ



「あれ、君たち。外で待ってくれと言ったはずじゃ」



「今、俺ら戦闘になったからな、終わって、お前が生きてるか確認しにきただけだ」



「ええ!? 本当に言ってるのか?」



「悪いけど本当よ、少し危ないかもしれないわ」



「キースさん、この方達は?」



「私の護衛として雇った人たちです。少し、待っててください

危ないって言っても、君達だけで撃退出来てるんだろう? それに、そろそろ商談も終わりそうだから、少しだけ待ってくれないか?」



「少しだけなら、問題ないわね。ただ本当にすぐ終わらせてね頂戴よ」



「そこは任せてくれ

すいません、お待たせしてしまって」



「じゃあ、俺たちも出るか」



 ガチャ



「にしても、あれって本当に大丈夫なのか?」


 すごく嫌な予感しかしないけどね。



「なんとかなるでしょ。余程なことがない限りね」



「それでも油断はできませんが」



 ガチャ



「やあ君たち。終わったよ」



 え!? 早! 本当にすぐ終わったよ。


「本当に終わったのか?」



「ああ、もちろん。それも成功だ。うまくいったよ」



「そ、そう。それは良かったわね、早く戻るわよ」



「そうだね。僕としてもすぐに戻りたいところだ」



「じゃあ、早く戻るぞ」



 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



「じゃあ、僕はこれで失礼するよ。助かったよ」



「じゃあ、私たちもギルドに戻りましょうか」



「そうだな••••••いろいろ疑問が残るが、気にしても意味がないな」



「そうね、もう依頼は終わったからね、私たちには関係ないことよ」



 あ、着いた。相変わらずギルドからキースの店は近いな。



「やあ君たち。待ってたよ」



「ヴァースじゃねえか。また何かあんのか?」



「そうだね、今回はちょっと面倒なことになったんだ。君たちのことでね。ギルド長室に行きながら話そう」



「私たちのことですか。私たち、何かしたんでしょうか?」



 俺にはそんな記憶ないけど、何かしたか••••••?



「君たちを訪ねてきた来客がいるんだ。その人と僕を交えて話し合おうじゃないか」



「その来客って、誰かしら?」



「ゲレーロのギルド長だよ。君たちにお話があるらしいんだ」



「ということは、先程の冒険者の件でしょうか••••••」



 ああ、そういうことか。さっき襲ってきた奴ら、ゲレーロの冒険者なんだっけか。そいつらと殺し合いになったから、問題になったとかだろ。


「でも、あれに関しちゃ正当防衛だろ、堂々としてりゃ良い」



「今回は僕も話を聞くからね、同席するよ」



 ガチャ



 おっと、初めて見る顔だが、こいつがお隣のギルド長さんか? ヴァースとは違っておっさんなんだな。


「よう、俺たちに話があるって聞いたんだが、あんたで間違い無いか?」



「ああ、私で間違いない。さあ、座れ」



 こいつ、他所のギルドに邪魔してる立場でなんで偉そうなんだよ。



「じゃあ遠慮なく座らせてもらうわね

それで、早速本題に行きたいのだけれど。話って、何かしら? 私たちは身に覚えがないのだけど」



「そうか、シラを切るつもりか」



「まあ予想はつくよ。あれだろ、さっき冒険者と戦闘になったやつだろ?」



「そうだ!」



 ガンッ!



 机を叩くなよ。こいつ、腹が立つと物に当たるタイプだな。



「貴様らのせいで、うちのギルドに所属していたパーティは死傷者が出て、そのパーティも解散になったんだ! どう責任を取るつもりだ。我々は、この者たちの処罰と、ギルド側に賠償を請求する」



「待ってちょうだい。そっくりそのままお返しするわ。こっちは襲われた身なの。それも不意打ち。その状況で相手を傷つけるなって方が無理じゃないの? そもそも私たち被害者じゃない」



「そうだね。この子たちの話を聞く限り、僕にはそちら側の冒険者が悪いように思うなぁ」



 ヴァースはこっち側なのか。てっきり、コイツにも色々詰められるかと思ってた。損した気分。



「ぐ••••••! ヴァース様、この者たちの肩を持つのですか!? 我々は冒険者を失っていると言うのに!」



「君、勘違いしてないかい? 僕はこの子たちの話を聞いて結果、君の言う事の方がおかしいと思っただけだよ。

僕もギルド長だからね、冒険者が居なくなって嫌なのも分かるけど、流石にその主張は通らないだろう?」



「しかし、こちらは現に冒険者が••••••!」



「良い加減にしてくれ」



 お、ヴァースが怒った。珍しいこともあるもんだな。



「君の耳は都合の悪いことは聞こえない都合のいい耳なのか? 何度も言っているだろう。非があるのはそちらの方だ。それに、僕知ってるんだ。ゲレーロのギルドって、色々問題起こしてるよね?」



「それとこれとでは関係がないだろう! 私は今回の件について話をしに来たのだ」



「もう良いよ、話にならないから帰ってくれ。僕はここのギルド長だ。ここに所属する冒険者を守る立場にある。だからこれ以上しつこいようなら、どうなるか分かるよね?」



「今回は水に流してやる。で、では私は帰る!」



 ガチャ



 なんだったんだあいつ。ただ俺らの時間取っただけじゃねえか。



「悪いね、人様の前で怒鳴るなんて、失礼したよ」



「い、いえ。そこは気にしてないわ。にしても、あなたってイメージと全然違うのね」



「そうですね、流石に少しビックリしました」



「悪かったよ。多分、今回の事件を指示したのは、ゲレーロギルドじゃないかな。あそこは何かと問題が多いんだよ」



 どういうことだ。自分たちで起こしたくせに、怒って乗り込んで来たのか? とんでもない奴。



「ど、どういう事ですか!? ギルド側がこんなこと」



「実はゲレーロギルドって、前にも同じような事があったんだ。他所のギルドの冒険者と戦闘が発生した結果、ゲレーロギルドの冒険者が死んだんだ。そしたら今回みたいに、処罰とギルドへの賠償を求めて乗り込む」



「やってる事は、当たり屋と一緒じゃない。ギルドのくせにしょうもない事するのね。それにしても、今回みたいに断れば良いじゃない」



「そんな簡単な話でもないんだ。実際、あちら側に死人が出てるのも事実だからね、相手も強気には出れないんだ」



 なんというか、ギルドのやる事じゃないっていうか、デメリットしかないだろうに。



「それで賠償を払っちゃうから、その金を使って遊んでるんだろうな。あのギルド長金遣い荒いし。立場と冒険者の命を利用した小遣い稼ぎだよ。悪質だよね」



「そうだな、エマに関しては絶句して固まってるし。それにしても、ギルド長が何やってるんだって感じだ。しかも俺たちがそれの標的になったのが気に入らん」



「そうだね、流石に僕も腹が立ったよ

よし、用は済んだからね、もう帰って良いよ。わざわざこんな事に付き合ってもらって、悪いね」



「いえ、これくらいは大丈夫です。まだ混乱していますが」



「じゃあ、解散。私は先に帰るわね」



 ガチャ



「それでは、私も。お疲れ様でした」



「それじゃあ俺も。またこんなしょうもない事で呼び出されないことを願うよ。じゃあな」



「うん。僕としても今回のような事は起きてほしくないな。じゃあね。個人的には呼び出すかもだけど」



 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



「よう、今日は何するんだ? また呼び出されたとかは無いよな?」



「ええ、それは大丈夫よ。そうね、何しようかしら。何も考えてなかったわね」



「そうですね、私も考えてないです。ギルドに集合するのは習慣みたいな物ですから、集合した後は考えてないですね」



 まさかの全員考えてない。俺はいつも2人が既に決めてる依頼をこなしてるだけだからな。あれ、そう考えると、俺何も自由な事してないな。まあ楽しいから良いか。



「そうね、息抜きしましょう。今回は休息とかじゃなくて、どこか出かけるわよ。たまには良いんじゃ無い? パーティで交流って感じで」



「お! 良いですね。確かに、依頼の時以外は基本的に集まらないですからね」



「良いね、賛成」


 にしても、シェラからそんな提案がされるとは思わなかったな。でも、確かに俺たちは依頼以外は完全に関わりがないからな、こういう時間があっても良いか。



「そうですね、ここら辺だと屋台が多いので食べ歩きとか出来ますけど、どうですか? 食べるのは好きですか?」



「私は好きよ。セインはどうかしら?」



「俺も好きだよ。前、一緒に飯行ったから、それ以来か?」



「お2人は既にデートをした事があるんですか!? 少し以外ですね」



「違うわよ。全く、セインみたいなこと言うじゃない」



 ビックリした。急に変なこと言うじゃねえかコイツ。俺の場合はふざけたのに、エマの場合は本気で言ってそうだな。


「行くんだろ? 早く行くぞ。時間は無駄にしたくないからな。あと、デートじゃないからな? エマ」



「ええもちろん、そこは理解しています。ふざけただけです」

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